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2013/06/15 15:00
天保山S
人気のマルカフリートはダ1400mのオープン特別で[2-1-0-1]の好成績で連対を外したのは出遅れが響いたペルセウスS(5着)だけ。体質が強化され、順調にレースを消化できるようになってからの充実が著しい。7歳にして19戦だから馬も若い。上位は安泰と思えるが前走で実際に取りこぼしている58キロで1倍台に迫る断然人気は疑問だ。
芝の快速馬エーシンダックマンの出脚次第だが条件を考えれば極端なスローはない。流れは平均やや速めと想定し決め手重視で伏兵セイカプリコーンから狙ってみたい。阪神は[1-0-2-4]とひと息な印象だが3着を外した4回のうち3回が1800m(GブライドルT5着、堺S5着、アンタレスS12着)1400mに限定すれば[1-2-0-1]で大阪スポーツ杯も4着だからかなり安定した数字が残っている。
3走前の鳴門Sは中団馬群につけ、前半3F34秒0の締まった流れを利して直線一気。緩みない展開向きの差し馬だからペースが落ち着きやすい中距離や京都はどうしても不利になる。それでも初の1200m戦だった栗東Sは前有利の展開を後方待機から直線で捌いて0秒5差7着。上がり3F35秒1は2位タイ。近走で末脚を生かす戦法に変えてから決め手に磨きがかかっている。
デビュー時は芝で好戦していたようにダート路線でも水準以上のスピードを持つ馬だから道悪の高速馬場は大得意。ダート4勝中3勝が重以上。雨が降りしきっている現状は絶好だ。ステイゴールド=芝のイメージが完全に植えつけられてダート適性が危ぶまれているように、現にオープンで活躍しているダート馬はシルクメビウスだけ。ただ実は準オープンを勝ったステイゴールド産駒はセイカプリコーンが初めて。この観点からすればオープンまで辿り着いた馬は通用する可能性が高い。
本格化してきたシセイオウジの鋭さも侮れない。以前は中山1200m要員だったが欅S(4着)は直線一本で猛然と追い込んだ。坂路をラスト1ハロン11秒7で駆け上がっており状態は申し分ない。サダムグランジュテも栗東S5着の内容からすればクラスの目処は立ったし外枠からうまく流れに乗れば台頭がある。