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2013/07/07 12:00

プロキオンS

ダート1400mのJRA重賞は根岸SとプロキオンSだけ。ダート戦線が最も活発な時期の根岸Sは分散するが働き場にかなり制限がある夏場のプロキオンSに一極集中するのは必然の流れ。ただこの番組上の都合が結果的にHレベルのメンバー構成を呼んでいる。

今年のフェブラリーSに出走したのはセイクリムズン(4着)シルクフォーチュン(5着)マルカフリート(6着)ダノンカモン(8着)ガンジス(10着)エーシンウェズン(13着)の6頭。どれもマイルのG1を勝つには足りないが1400mでは威張れる実績を持つ。この既成勢力が上位を占める可能性は高い。

エーシンウェズンを狙う。重賞2着が最高成績でG1も前走が初出走。既成勢力の中では新参で最下層にランクされるが芝を走っていた頃からこの馬の実力を見出してきた立場からすればG3にこんな人気薄で登場するのは最初で最後のラッキーチャンス

ここ2戦で底が割れたと結論付けするのは早計。急いては事をし損じる。霜月Sの残り200mまで持ったままの独走や内から急襲しシルクフォーチュンに迫ったカペラS(2着)を振り返ればまだまだ奥が深いと考えるのが妥当だろう。

霜月Sは重馬場ながら前半3F35秒2-4F47秒4の遅いペースにしてもラスト3F12秒2-11秒5-11秒5。後続が突き放されたのも無理ない。カペラSもラスト2F12秒1-12秒1だから決して前がバテたところを差した内容ではない。道中でうまく脚を溜めれば、瞬間的な爆発力が引き出せるのは証明済み。

根岸Sも霜月Sと同様にスローだったが相手強化もあり上がり3Fの勝負。好位にいれば追い出しを我慢できたが固まった馬群の中団インで仕掛けを待つ余裕がなかった。大型馬で終始窮屈な競馬を強いられたのも伸びを欠く原因だったかもしれない。

フェブラリーSは大敗したがスタートで出遅れを喫し、4角でも外に大きく膨れていたから参考外の一戦。使い込みで疲労の影響もあった。もともと休み明けは【2-1-0-0】の鉄砲巧者。気になるのは状態面だが4/18に時計を出してから実に13本の入念な調整ぶり。面白いのは乙訓特別以来の当週コース追い。

最近はレース1週前の日曜に軽く乗る程度だったがこの中間は長めから2本。帝王賞に出走したローマンレジェンドとのスパーリングでも併入している。重賞を使うようになって明確になった課題にしっかり取り組んでいる姿には好感が持てる。直前のCWで[6F80.6-5F65.3-4F51.7-3F38.1-1F12.4]仕上がりは完璧。

問題は昨年のヴィクトリアマイルで大打撃を与えてくれた池添。評価を意図的に避けてきた。成功だったか失敗だったかは分からないがこのタイミングでそろそろ許すべき時がきたという事か。そもそもこの男を乗れないジョッキーだとは思っていない。それだけに最低限の義務すら果たさなかったフミノイマージンの件で怒り狂ったわけだが、その張本人はもうこの世にはいない。しかし今日は七夕。遠い空からこの和解に力を貸してくれるのではないだろうか。

ダノンカモンは昨夏に芝を使った反動で冬場不振に陥ったがようやく復調気配。かきつばた記念(2着)は立ち回りの差でティアップワイルドに譲ったが得意の東京だったアハルテケSは57.5キロを感じさせない力量馬らしい勝ち方。柔らかみも増して気配は更に上昇。左回りの1400mはベストだ。

セイクリムズンは地方のドサ回りが中心で能力が計りにくい面もあるが時計差なしの根岸S3着や上がり3F2位の末脚で4着まで追い上げたフェブラリーS4着を素直に信頼する手。シルクフォーチュンは状態こそ良さそうだがこの強力メンバーで直線一本だと昨年5着の前科があるだけに不安。

マルカフリートは調教本数がなくとも仕上がるタイプだがそれでも中3週でCW軽めと珍しいポリトラック調教。重賞で勝ち負けする臨戦ではない。急仕上げ気味のガンジスを含め、このあたりは買っても紐止まり。近況充実、状態上昇のアドマイヤロイヤルエアウルフにも連下の資格がある。

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