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2013/07/07 14:00

七夕賞・マリーンS

ユニバーサルバンクの強みはバテずに長くいい脚を使える持久力と多少強引に位置を奪いに行っても掛からない気性。先行して押し切る競馬は理にかなっている。ただディープインパクト産駒をはじめスピードと瞬発力に秀でた馬がいて、直線の長いコースで決め手勝負となるとどうしても限界はある。

キャリア21戦で最速の上がりが京都新聞杯(2着)の34秒0。2?3歳時は34秒台にもまだ対応していたが古馬になっての8戦では目黒記念の34秒7がマックス。0秒4差5着の結果からも典型的な切れ負けの一戦。勝った大阪ハンブルグCは全体上がり37秒4とズブズブの決着。オールカマー3着も馬場が大いに味方した。

東京や京都はよほど恵まれないと厳しいがそれでも前述の目黒記念や12年天皇賞(春)6着の善戦歴があるように条件が噛み合って力を出し切れる環境であれば重賞にも手が届く素材。今年は始動の大阪ハンブルグC(11着)天皇賞(13着)と奮わなかったが目黒記念は本来の積極策が戻り0秒6差7着。

父ネオユニヴァース×母父ドクターデヴィアスで祖母ライトバンクが伊オークス馬の血統背景からすれば長距離適性は高く、現実にスタミナは豊富だが距離が伸びれば伸びるほどレースがタフになる時代ではない。むしろスタミナ温存に重点を置く馬が多く、道中の流れは緩み、結局優劣の差は瞬発力になる。

そういう意味で11年中日新聞杯以来となる2000mへの投入は魅力的に映る。長丁場より小回りの中距離の方がよっぽど締まった展開になり、ユニバーサルバンク持ち前の持続力が生かしやすい。夏競馬は初めてだがCWで6F79秒7-4F50秒9-1F12.5の猛時計が体調の良さを裏付ける。来る夏の主役へ好発進だ◎。

トップハンデが能力の証明ともなる夏馬ナリタクリスタルのデキが叩き2戦目で上がってきた。調教と実戦が結び付きやすい馬。終い重点とはいえラスト12秒2は好調を思わせる。休み明けだった前走時より中間も濃密な内容を消化。捲れるような展開になれば一気に浮上する。

福島民報杯2着のマックスドリームアドマイヤマックス産駒だが母系がパラダイスクリーク×Slew o' Goldだから時計の掛かる中距離の方が合うのかもしれない。新潟記念2着のクイーンソネットや小倉記念3着のリクエストソングがいる血統で暑い時期のローカル重賞は得意な血統。

マイネルラクリマも距離をこなす事は分かったが近2戦は道悪だけに良馬場で全幅の信頼とはいかない。ダコールは詰めの甘いディープインパクトで仕掛けどころ次第。勝ち味の遅さを払拭したい。55キロが有利のタガノエルシコ、昨年大外枠から0秒1差4着に粘っていたケイアイドウソジンまで手を広げたい。

-マリーンS-
大沼Sは想像もしない波乱となったが傾向のズレはほぼなかった。マカニビスティーは出遅れて2角までは最後方にいたが向正面で捲り3角2番手で4角も後続を引き離した先行集団の4番手、2着エアハリファも終始前にいたし、3着だったメダリアビートも途中から先頭に立っていた。

それでも大外れ。傾向分析と予想の的中はまったく異なるものだと改めて痛感した。そして今回は人気薄だった2頭を後追いするのかという別の問題もある。マカニビスティーは人気になっているし、メダリアビートは斤量4キロ増(オープン昇級後57キロ以上での3着はなし)

大沼S(8着)の敗因は位置取りにあったと信じてツクバコガネオーの先行力を見直す。状態ひと息だった欅Sから良化していたとはいえ、結果を見るとまだ足りなかった。滞在競馬は合うしコース相性の良い血統に期待したい。斤量のギャップが最小限のチョイワルグランパにも注目しておきたい。

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