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2013/07/28 15:00
アイビスSD
過去10年の枠番別着度数は1?4枠「2-1-5-63」5?8枠「8-9-5-68」更に詳細をみると7枠「2-2-3-18」勝率8.0%、連対率16.0%、複勝率28%、単勝回収率376%、複勝回収率143%。8枠[3-4-1-17]勝率12%、連対率28%、複勝率32%、単勝回収率98%、複勝回収率81%となる。
直千=外枠有利は定説を通り越した常識となっているがそれでもなおこの数字を維持していることを踏まえれば発掘され切れなかった『お宝』が多く存在しているのだ。ギャンブルの生命線は逆張りにあると言っても過言ではないが単純に確率の話をするとここで内枠を狙ってもただリスキーなだけ。
つまりアフォードを本命にした時点で8割方はアイビスサマーダッシュを放棄することになる。外枠を大前提にあくまで3着複穴として内枠を拾うというスタンスで予想したい。
そして血統的にはまずサクラバクシンオー。08年、09年連覇したカノヤザクラ、10年16番人気3着のマルブツイースター、12年2着エーシンダックマンを輩出。過去5年の直千全体でも11勝で勝ち星は1位。そしてテンの速さに加えラストの粘着力が求められる影響でダート実績やダート血統(特にミスプロ系)を持つ馬が強い。
過去5年だけ振り返っても08年3着、09年2着のアポロドルチェ(父Officer)10年1着ケイティラブ(ダート戦勝利実績有+叔父にビーマイナカヤマ)2着ジェイケイセラヴィ(父スクワートルスクワート)11年2着エーブダッチマン(父アフリート)3着アポロフェニックス(父アフリート)12年1着パドトロワ(父スウェプトオーヴァーボード)
それ以前も含めればカリスタグローリ、フレンチデピュティ、テンビー、パラダイスクリーク、などレア種牡馬の名前がある。上記に似た血統構成に枠順の恩恵があれば人気や格を問わず好走できるのは過去の歴史が証明済みだ。
過去12回中9回優勝の牝馬、文句なしの8枠16番、スウェプトオーヴァーボード×ジェイドロバリー×Danzig(Mr. Prospector4×3)これ以上ない完璧な条件が揃ったヤマニンパピオネに◎直千もはやぶさ賞0秒1差4着と駿風S0秒3差3着で経験しているし、3走前にダート勝ち。
こういう実績の持ち主で駿風S3着→テレビユー福島賞2着のローテは3年前の駿風S3着→テレビユー福島賞3着から優勝したケイティラブに酷似している。福島への遠征から中3週で再度の輸送は負担が大きいがこの中間に自己ベストには及ばなかったが馬也で4F51秒5の好タイム。
1週前に4F52秒1-1F12秒4、そして今回大きく異なるのが前走時は当週に手控えられたがびっしりやって4F52秒8-1F12秒3をマーク。状態の良さを見越した上に更なる上積みをプラスしての重賞挑戦に勝機を感じずにはいられない。この馬が来なければ競馬の正義はどこにあるのだと叫びたくなる。
狙いを絞らせない意図でもあるのかと勘繰りたくなるような外枠の並びだが直千4戦して全複勝圏内の7枠14番リトルゲルダ。父Closing Argumentはケンタッキーダービー2着で母系はミスプロ系。リトルゲルダの母系自体もWild Again、Damascusとダート血脈が色濃い。
キングカメハメハ産駒の8枠17番レオパステルは厳密にはアイビスサマーダッシュで好走する類のミスプロ系ではないが調教の動きと直千適性を買って3番手。4番手に漬物石が降板したアフォード。シルクロードS以降は着順こそ冴えないが5戦して最大着差は0秒5だから乗り方次第。柴田善臣はマルブツイースターやアポロフェニックスを内枠から食い込ませているから大幅な鞍上強化。
前走大幅馬体重増でCBC賞2着のハクサンムーンは2走ボケの心配があるだけに抑えまで。追い込みがハマった時のプリンセスメモリーも要警戒。以下は3着ならの視点でフォーエバーマークとスギノエンデバー。
麻雀なら配牌で白撥中が2つずつで役満を待つだけの手だからとにかく詰めを誤らないように。