723件のひとこと日記があります。
2013/09/01 14:00
小倉2歳S
この距離を使う馬がまず目標にする暮れのG1にもほぼ繋がらないから来春のクラシックなど論外。メイショウボーラーやアストンマーチャンなど稀に紛れ込んでいる将来のスプリンターを探すくらいか。
その意味で新馬を5馬身差で楽勝したベルカントは気になる素材。スタートで後手を踏んだが内からスルスルと圧倒的な二の脚でハナに立つと直線に入ってもスピードは衰えずに労せずして押し切り。追うところなく[33.7-34.7]=「1分8秒4」は優秀な内容だろう。
サクラバクシンオー産駒で母セレブラール(父ボストンハーバー)も短距離で3勝した馬で根っからのスプリント血統。ナスキロの柔らかさもあるし奥にAlydarだから急坂や重い馬場もこなす下地はある。絶好調の武豊に調教師として初重賞制覇を狙う角田晃一と買い要素は揃っており人気でもコレを◎としたい。
2戦目で初勝利を挙げた○マイネヴァリエンテも甲乙つけがたい。デビュー戦は開幕週の馬場をロスなく逃げたホウライアキコに対して、終始外を回るレースで4角も外に張られる苦しい競馬で3着だったがあの経験が重賞で生きる可能性が高い。
中1週だが小倉に滞在し長めから意欲的な追い切りを消化。更に素軽さが増しており上積み十分。半兄に高松宮記念2着のドリームバレンチノ、母コスモヴァレンチは9年前の勝ち馬。血が騒げば逆転も。
時計は平凡だったが馬群で揉まれて、直線は間を割ってくる味のあるレースをしたベルルミエールにも▲の期待。前半3F33秒4と前がやや飛ばし気味で展開面も向いたが追ってからの脚がしっかりしていたのは好感が持てる。平坦巧者のスウェプトオーヴァーボード産駒で母フレンチビキニはダート馬だったからパワーの要る馬場も大丈夫。
△エイシンキサナドゥは500キロを悠々と越える筋肉質な馬体でいかにも短いところ向き。中1週で再度栗東からの輸送となるがCWでビシッと追ってきたし型通り絞れての前進といく。
人気馬から入るからあまり印は回せないが完成度が高そうなダイワメジャー×トワイニングのラブリープラネット、斤量は軽かったが印象に残る勝ち方だったダンツブロード(父マイネルラヴ)あたりまで注意を払いたい。
3頭を送り込んできた新種牡馬ヨハネスブルグは好調期にまとめて稼ぐヘネシーの系統だから連勝するような馬が出ても不思議ではないが芝の重賞を勝つ底力があるかどうか。