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2013/09/08 09:00
セントウルS
ロードカナロアはスプリンターズS直行の予定もあったが結局は2年連続でセントウルSを挟んだ。個人的にはG1馬が前哨戦というステップをきちんと踏んでくるのは好感が持てるのだが先々のローテを考えると陣営としてはパスしてもよかったのではないかと思える。スプリンターズSを手堅く獲りにいくと解釈するか、状態面で叩かざるを得ない事情があるか。
今年の古馬重賞における単勝1倍台は【6-0-1-1】で3着はエルムSのブライトライン、5着は天皇賞のゴールドシップ。ロードカナロアは早くも今年3度目の単勝1倍台が確実(過去2戦2勝)さすがに目を疑うような大凡走は考えづらいが少なくとも休み明け、58キロ、道悪が良い方向に働くことはない。
やはり打倒王者の急先鋒は◎ドリームバレンチノだ。昨年のスプリンターズS3着、今年の高松宮記念2着はこのメンバーなら不動の2番人気だが何故かハクサンムーンに甘んじて3番人気。函館SSは人気を裏切ったが開幕週の外枠で59キロなら飛ぶのも無理ない。7着でも僅か0秒2差だし全く気にする必要はない。
あとは3戦3敗のコース相性だが直近の仲秋特別でさえ3年前の話で残りも2歳冬。しかも一度も1200mを使っていない記録でもあり参考外も参考外。当時から馬体を30キロ以上増やして筋力をつけ本格化しているから急坂も問題ない。
中11週と久々になるが間隔を空けて調整した方が走る馬だけに心配なし。8月上旬に栗東に戻ってから順調に本数を消化し、1週前一杯に追って4F51秒5-3F37秒4-2F24秒5-1F12秒3をマークすると、今週も馬場が重かった影響で全体時計は遅かったがラスト12秒3はさすがの鋭さ。状態は万全と胸を張れる。
Halo系でも洋芝など力の要る馬場の方が合っているロージズインメイが父。母父マイネルラヴは15年前まだ1400mだった時代のセントウルSを圧勝し、暮れにおこなわれていた冬枯れのスプリンターズSでタイキシャトルを急襲で破り大金星。この血統に道悪の鬼ブレイヴェストローマンが母母父として控えるから渋馬場は大歓迎だろう。
雨が降って前有利になるようだとハクサンムーンの逃げ脚に拍車がかかりそう。ローテ的に次走のスプリンターズSよりサマー短距離王の称号を、と言った感じだけに勝負気配は十分。昨年の道頓堀Sを「1分08秒0」で走破するなど3戦3勝と大得意の阪神で粘り腰も増す。
で、ロードカナロアを3番手。やはりこの3頭の争いが基本だろう。伏兵はあくまで3着候補。北九州記念(10着)は馬体を大きく減らして力を出し切れなかったサドンストームの巻き返し、裸同然の50キロだったとはいえ3か月半ぶり+初の古馬相手に0秒2差4着と善戦した末脚が光ったローガンサファイアの突っ込みが面白い。