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2013/09/08 11:00
京成杯AH
土曜の紫苑Sは[12.3-11.3-12.2-11.9-12.1(5F59秒8)11.7-11.7-11.7-11.9-12.5]=「1分59秒3」でセキショウの逃げ切り勝ち。前後半のバランスだと35.8-36.1。昨年のパララサルーが34.8-34.6=「1分58秒4」両方均衡型のラップだが全体的にちょうど1秒分ほど時計が違う。
2歳500万のアスター賞は昨年「1分46秒4」の猛烈なレコードが叩き出されたが今年のウインマーレライは「1分51秒5」の決着。1000m通過64秒8の超スローを考慮しても5秒以上誤差が生じるのは馬場に原因があるのだろう。今夏の新潟が高速馬場にならなかったように今開催の中山でも「バーチドレン」が採用されるなど馬場改善が着々と進んでいるようだ。
異常な高速馬場だった昨年はレオアクティブが世界レコードとなる「1分30秒7」を樹立。こうなると走れる馬が限られてしまうが今年はまた32秒台前半に戻ると予想できる。この時計ならワイズリーにもV争いの目がある。スタートが安定せず条件クラスで長らく苦しんだが5歳を迎えようやく常識にかかってきた。
休み明けの錦Sで一気に時計を詰めて「1分33秒2」の3着すると朱雀Sでは外から内の馬を豪快に交し去って準オープン突破。シンザン記念以来となる重賞挑戦だった中京記念は道中内の荒れた場所を避けながら鞍上もうまく乗っていたがそれでも直線は外の伸びが目立った中での0秒5差5着は合格点。好発を切って流れに乗って競馬をしていたし中身は濃い。
関屋記念(5着)は中団で脚を溜めるレースをしてぎりぎりまで仕掛けを我慢して残り200mまでは差し切るかという脚勢だったにも関らず最後伸び悩んだのは若干距離が長いのかもしれない。確かに[1-0-2-5]のマイルに比べ、[3-1-2-5]の1400mの方が合っていると思うが地力をつけた今なら克服できるはず。
その後押しを中山コースに求めたい。直線が短ければマイルでは一瞬しか使えない切れ味をうまく発揮できる。シングスピール→ムーンバラッドはドバイWC父子連覇の系譜。長めに適性がありそうな血統だがローエングリン産駒のロゴタイプが朝日杯FSをレコードで勝っているようにスピードの持続とラストの踏ん張りが要求される舞台は意外に向く公算が高い。関屋記念で同斤量の56キロで0秒2差だったレオアクティブと今回は3キロ差の54キロは恵まれた。
ミッキードリームは気分屋な面があるので何とも言えないが中京記念で2着しているように能力は高い。好枠を利して先行できれば渋といし淡々と流れれば上位争いになる。ルナは今年に入って4勝3着2回と凄まじい成長力で追い切りでもレオアクティブを抜かさせなかったように目下の充実度が素晴らしい。重賞5勝のホクトヘリオスや桜花賞2着ホクトビーナスなど古くから日本に根付いている血統で野芝との相性も良いはずだ。
レオアクティブは昨年ハマりすぎたから過大評価は禁物。57キロだし頭までは厳しいが相手関係からすれば紐には要警戒。3歳馬インパルスヒーロー、ゴットフリートは休み明けにしては追い足りないので押さえまで。