723件のひとこと日記があります。
2013/09/15 00:00
ラジオ日本賞
今週は中央3日開催だが夜の注目は海を渡って何海里のフランス。何しろ日本の荒ぶる総大将と3歳の優等生エースが同時に凱旋門賞の舞台に立とうとしているのだ。初めて絶対的カードを切ったディープインパクトの敗戦から7年の間に挑戦したナカヤマフェスタやメイショウサムソン、ヴィクトワールピサも強い馬ではあったが日本の切り札を担う存在ではなかった。
ただ今回の挑戦は緊張感はりつめる空気。もう一度絶対的カードを切る時がきた。しかも二枚。日本競馬の威信を賭けたビッグレースになる。凱旋門賞はまさに勝てば官軍、敗ければ兵士何を語らずの世界。言い訳は必要とされない。だからこそコンディションや適性を図る上でステップレースは非常に重要だ。
古馬のフォア賞にはオルフェーヴル。こちらは独特の芝に適性があるのは証明済みだから大阪杯以来となる実戦感覚だけ。帯同馬に足蹴りを食らうなど相変わらず話題に事欠かない馬だが「状態だけなら昨年以上」と陣営が言うように調教は良かった。
一方、3歳限定のニエル賞に出走予定のキズナは初めての海外遠征にも関らず順調そのもの。環境が馬を作るのか、馬の雰囲気がそういった流れを呼ぶのか大きな不安もなくダービー以来のレースに臨める。オルフェと違って前哨戦からある程度の結果を出していくべきなのにやや余裕残しを明言しているのがちょっと気に障るが仕方ない。不利な経験の差をどう埋めるのか。フリントシャーは相当強いはずだ。
-ラジオ日本賞-
谷間のオープン特別にしては上等なメンバー構成になった。心情的にはダートで蘇ったベルシャザールだが芝を走っていた頃からどうも小回り向きの加速ではないのが今回難しいポイント。本質的には広いコースでこそだから対抗に落としてメテオロロジスト中心。
5か月ぶりだった阿蘇Sはスタートから行きっぷりが悪く向正面でもう後退したように状態面に問題があった。前走時のCWから直前は坂路に変更したが中間の本数は一緒だし叩いた効果もあるはず。これが精神的な破綻だと推理するのは困難だが人気が落ちるここは過去の実績に頼って勝負してみるべき。
レパードSを勝っているインカンテーションは意図の見えない出走で飛ぶ可能性大。これならクラス慣れしてきたツクバコガネオーが3番手。北海道で磨いた先行力が活きるはず。グラッツィアは平坦の方が合っていると思うがマーチS4着を評価して連下一考。