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2013/10/04 18:00
ペルセウスS
凱旋門賞が目前に迫っている。ファンの立場としても満を持して日本が誇る二枚看板を送り出し、そして2頭とも前哨戦まで勝っているのだから気の入れ方も並ではない。調整過程も本当に順調であとは無事にレース当日さえ迎えればという心境だ。
ともに水曜の追い切り。キズナは帯同馬ステラウインドを3馬身追走し最後一杯に追って3馬身先着。動きはもちろん良かったが春と比べて前肢のトモが随分逞しく成長したのが印象的で土を蹴り上げる力がステラウインドとは別物だった。全身バネのような筋肉質の馬体になっているし完成段階に近い。
オルフェーヴルは折り合いに重点を置いてか4頭併せの集団で一番後ろを追走し最後は抜群の瞬発力で抜け出した。相変わらず独特の危うさはあるがオルフェーヴル流の活力の源、好調の証でもある。昨年の借りを返す場面も想像に難くない。歴史的大偉業がいよいよ現実味を帯びてきた。
ペルセウスSは東京で2度の重賞2着がある昨年の勝ち馬ガンジスが実績断然も暑い時期に各地を転戦してきた疲れが色濃い。とくに前走のオーバルスプリントは地方適性を差し引いても負け過ぎで状態が不安。約中2週で立て直せたかは非常に疑わしいだけにここは切っていい。
エニフSで速い流れを演出したトラバントに逃げなければ二束三文のキズマが競る展開なら直線での差し脚比べに持ち込まれる公算が高い。本命はシセイオウジ。今年6戦して上がり最速が4回。成績こそ3着が最高と冴えないがラストは確実に伸びてくる。欅Sでアドマイヤロイヤル、エアウルフを相手に食い下がっているし能力は十分に足りる。1400m以下なら条件不問。後方一気に賭ける。
相手はエニフS2着から据え置きの55キロで戦える5歳デュアルスウォード。ほとんど実績のなかった1400m、関西遠征で結果を出せたのが目下の充実ぶりを物語る。奥手の血が開花してきたサンライズブレット(牝系にエクセラントカーヴ、ヒカルオオゾラ、コレクターアイテム)東京なら自由自在のトキノエクセレントも注意が必要だ。
このコラムは前身の競馬総合チャンネルから移行して3年目。待望のG1シーズンに突入し、競馬が一番盛り上がる時期。思えばキズナと歩み始めたのもこの季節。今年も数多くの刺激があることだろう。肝心の予想が落ち込んでいるので大きな事は言えないが日々記憶に残る的中を目指し精進していきたい。