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2013/10/18 19:00
室町S
04年以降この条件のオープン特別は18レースあったが良馬場限定だと昨年の太秦Sは05年ブルーコンコルド「1分09秒9」に次ぐ2位タイの「1分10秒2」を記録。その主役が好位から楽々と抜け出し、2着に3馬身差をつける完勝を収めたスリーボストン。今年の栗東Sもクビ差2着など当舞台とは【4-3-1-0】と抜群の相性を誇る。
コース形態上、オープンでも前半34秒台を切る事は珍しいくらいペースは上がらないし、直線は勢いが持続できる平坦。逃げ先行馬にとって有利な状況を存分に生かしている。ただ問題はマークされる立場になってきたこと、そして休み明けの精度が決して高くないこと、フルゲートのハンデ戦であること、この3つだ。
しかし展開的に後方から差すのは難しい。スリーボストンにくっつく形での前残りを想定してエーシンジェイワンを中心にとりたい。前走のNST賞は逃げたコウエイフラッシュに引っ張られ前半3F33秒6のHペースを2番手追走。さすがに直線は中団に構えていた組が差し込んだがエーシンジェイワンも先行馬最先着の5着(0秒5差)と粘りを見せた。
気性的に抑えは利きづらいが得意の1200mなら少々の無理は承知で行っても簡単には止まらない優秀なスピードがある。初日の出S、千葉SはHペース逃げ。ポラリスSは距離。バーデンバーデンCは芝。今年負けているレースも敗因は明確だ。時計が掛かっていた今週の坂路でも力強かったように仕上がりも良好。ハンデ54キロならスリーボストン(57キロ)の隙をつける。
キモンレッドは内房Sを人気だったルミナスウイングと速い流れを道中削り合いながら競り落としての押し切りだから価値がある。遠征競馬で結果を出したのが目下の充実ぶりを物語っている。昇級戦にはなるが引き続き軽ハンデ52キロで昨秋連勝している京都だけに上位争いも十分。
59キロだが格上のティアップワイルド、三宮Sが強かったタイセイファントム、立て直してきたスノードラゴン。久々の56キロファリダットや砂を被らず行ければサダムグランジュテも流れ次第では食い込む余地がある。