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2013/10/27 11:00
カシオペアS
天皇賞(秋)の裏とあって完全に夏の延長戦。戦績的にもパッとしないメンバーの集まりだが京都外回り千八という条件がいいカネトシディオスを中心にとった。後方一手だけあって走りムラはあるが12年三木特別?12年スワンSまで6戦連続上がり最速(32秒7?33秒3)を計時したように優秀な決め手を持っている馬。
オープンに上がるとさすがに相手も強く苦しんでいる印象だが最大着差が「0秒8」と不思議と大きく崩れない。マイラーズカップは着順こそ悪いが4角最後方から34秒0(上がり最速)の脚で追いあげて、グランプリボスと0秒6差。マイルの一線級と走って「1分33秒2」であれば今回の相手に通用しないはずがない。
休み明けだった前走の信越Sはスムーズに大外を回した勝ち馬インプレスウイナーに対して、内を突いて捌くのに苦労した分の0秒2差で上々の内容。京都では[1-4-1-8]で得意と胸を張れるまでのコースではないがオープン唯一の連対が洛陽S(2着)当時は4角でバラけた所からうまく加速してゴール前でサンレイレーザーを交しているように立ち回りやすいのは確か。[3-1-1-1]の中2週で状態面も期待できる。
マイラーズカップの時計を下敷きの一つとして考えるのであれば同週の錦Sを「1分33秒0」で快勝したセイルラージも当然主力視。前半4F46秒9のゆったりとした流れを好位で進め、後半4Fは46秒1と速いラップを刻み、ランリョウオーやワイズリーなど骨っぽい相手の追撃を阻止。
他にもトウケイヘイローやマックスドリームなど差のない勝負をしていたように能力的には準オープンで熟成されている。叔父にナリタブライアン、ビワハヤヒデがいて、近親にはキズナがいる超良血。すでに6歳と遅咲きだが新馬ではダノンシャンティと0秒1差もある素質馬の開花も間近。
京都だと脚の使い所が鍵になるが重賞3着2回を筆頭にオープン特別2着3回3着1回のスピリタスも上位は安泰。3歳馬のミヤジタイガはフロックにせよ弥生賞でキズナ、エピファネイア、コディーノに先着しているように相手関係大幅弱化のここで53キロであればさすがに侮れない。京都千八のネオユニヴァースは【15-8-3-77】で単回収率216%、複回収率83%。外回りにしては上手にこなしている。