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2013/11/03 14:00

みやこS

ローマンレジェンドグレープブランデーは4日のJBCクラシック(金沢)を目指す手もあったはずだが、あえて「59キロ」を受け入れ、G3に出走してきた。特に帝王賞で2番人気に推されながらJRA勢で唯一掲示板を外す屈辱を味わったローマンレジェンドは捲土重来を期す5歳の秋。岩田康誠の言葉を借りれば「ここでは負けられない馬」だ。

今年の2戦の敗因は明確。かしわ記念(3着)は順調さを欠いていた中間に加え、船橋のマイルはいかにも忙しかった。帝王賞(6着)は田んぼのように水が浮く馬場で想像以上に脚をとられて消耗した。不良の阪神1800mで「1分48秒5」を記録している馬だが中央と地方では同じ道悪でもやはり勝手が違った。

今年は夏場を休養に充て、心身ともに立て直しを図った。9月下旬に帰厩してから、坂路とCWを交えじっくり乗り込み、1週前は天皇賞(秋)3着のエイシンフラッシュと併せ馬。先行してクビ差遅れたが相手も相当動く馬だから問題なし。同格の馬と調教したこのひと追いでスイッチが入ったはず。今週は【6F79.9-5F64.1-4F49.8-3F36.8-1F12.2】数字上は申し分ない仕上がり。4戦4勝の京都で復権の狼煙を上げる。

一方のグレープブランデーはフェブラリーS以来の南部杯で4着。上位2頭は別としてセイクリムズンにも差された事を考えるとやはり故障明けという印象のレース。勝負所の反応も悪かった。ひと叩きして前走よりは動けるだろうが大きく変わった感じもないのでこれは型通り次に向けた調整の走りになりそうだ。

ローマンレジェンドを脅かすなら前進一途のケイアイレオーネシリウスSは距離克服に主眼を置いた結果、意図的に溜める競馬を実践。前が潰れる展開も味方したが直線に向くと560キロを超える迫力の馬体が一歩ごとに躍動し見事な後方一気。3歳馬らしい素晴らしい成長力。昨年3着からG1馬に駆け上った厩舎の先輩ホッコータルマエ以上の成績も期待できる。

ブライトラインのエルムS(3着)は4角で前が塞がり、直線で外に切り替えるロス。高速レースでは致命的な騎乗ミスだった。ただそれを差し引いてもダートではまだ底を見せていないし福永騎手も2週連続G1Vで良い意味で余裕があるはず。スピードがありすぎるので折り合いとの相談だが当然通用するだけの力は持っている。

あとはレパードSケイアイレオーネに完勝しているインカンテーションが匂う。ラジオ日本賞はダッシュひと息で先行できず。シスターミニスターA.P. Indyの系統なので道中揉まれた時点で終わり。今回は外枠だから自分のポジションは取れるだろうし、ラストの粘りも増すはずだ。

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