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2013/12/07 23:00
阪神JF
≪決断≫
◎ハープスター
3か月の休み明け、初の右回り、余裕のある体つきなど不安材料が取り沙汰されているが新潟2歳ステークスの直線ごぼう抜き、後方一気を見ればどう考えても同世代の牝馬の中では圧倒的能力の持ち主。東京スポーツ杯2歳ステークスを優勝したイスラボニータを3馬身ちぎり捨て、アルテミスSを完勝したマーブルカテドラルも全く問題にしていない。
デイリー杯2歳ステークスをレコード勝ちしたホウライアキコの素質も侮れないが平坦の京都から急坂の阪神に替わるのは割り引きだし、何より両者の父はディープインパクトとヨハネスブルグ。牝系も祖母にベガなど錚々たる面々が顔を並べるハープスターに対して、至って平凡な一家出身のホウライアキコとではG1における底力が桁違い。
仕上がり遅れが懸念されているが11月頭に帰厩するとCWで8本の乗り込みを重ね、最終追い切りでは6F79.9-1F12.6。古馬相手のオープン特別勝ちを収めている3歳ラウンドワールドと併せて先着するなど2歳の牝馬としては破格の好時計をマーク。噂に違わぬ豪脚でまずは2歳女王を奪取する。
○マジックタイム
デビュー戦こそマイネグレヴィル(札幌2歳ステークス2着)の2着に敗れたが未勝利→きんもくせい特別を連勝。タイムこそ平凡だが2戦連発の上がり3F33秒台は脅威。前走で大幅に体を増やせた事でこの中間も加減なく攻められており充実一途。父がハーツクライで母はフローラS2着のタイムウィルテル、従兄弟にゲシュタルト。重賞級に育って不思議ない。
▲マーブルカテドラル
ハープスターに完敗した新潟2歳ステークス5着以降は芙蓉S→アルテミスSを堂々連勝し大舞台での再戦の機会を得た。パワー主体のダイワメジャー産駒にしては決め手も兼備しているし立ち回り自在のレース巧者。豊富なキャリアを生かしたい。
△モズハツコイ
ファンタジーS2着は速い流れに揉まれたデイリー杯2歳ステークスの経験が存分に生かされた好内容。距離延長が課題になるが牝馬同士ならばマイルでもやれていいはず。