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2014/01/05 15:00
京都金杯
人気の4歳オースミナイン(父ディープインパクト)はゴールデンホイップTを[前半4F46.5-上がり3F11.2-11.3-12.1]=「1分33秒1」で優勝。リゲルS「1分33秒6」阪神JF「1分33秒9」を抜く堂々の開催一番時計。10戦して[4-3-2-1]と底を見せないディープインパクト産駒だけに当然警戒は必要だが昇級で人気になるほどの信頼は置けない。
ただそれ以上にハンデを背負う実績組の死角も目立つ。4歳メイケイペガスターは共同通信杯をレコード勝ちし皐月賞(9着)ダービー(11着)にも駒を進めた馬だが折り合いに不安を残す。マイネルラクリマ、ガルボはG3では明らかに格上だがお互い「58キロ」で勝ち切れるほどの甲斐性はない。
ブエナビスタの半弟にあたる良血トーセンレーヴは本質的にマイラーではないし過去10年2か月以上の休み明けは[0-0-0-16]で穴人気しているエキストラエンド共々消えてゆくことが濃厚。外枠に準オープンを卒業して間もない新興勢力の芽もあるが開幕週の京都Aコースはいかにも厳しい。
消去法だと4歳シャイニープリンス(父キングヘイロー)しかいない。NHKマイルC6着や富士S3着なので実力もソコソコと判断できなくもないがとくに富士Sは超スローで全く内容のないレースだったので個人的には意味を見出せない。ただ一応ダノンシャークやリアルインパクトがその後に重賞で好走したのが救い
本当に強ければ出遅れたとはいえキャピタルS(6着)はもっと詰めているべきだと思うが情状酌量の余地はある。「55キロ」と7番枠は悪くないし、何より人気上位馬がどれも多少の無理を抱えているのは追い風。
昨年はSS系に軍配が上がったが05年のハットトリック以来8年ぶりのVだったように何故か非サンデーが強いレース。11年1着シルポート、13年2着トライアンフマーチなどLyphard系の台頭もある。調教も意欲的に消化しているし、あまり強気にはなれないが好勝負になっておかしくない条件は整っている。
10年シンザン記念1着、11年京都金杯2着など冬場の京都マイルに実績豊富な先行できるガルボ。母父ノーザンテーストのストライドが伸びない走法だけに京都より阪神向きに思えるが勢いのオースミナインが本線。3走前の皆生特別でオースミナインに完勝しているプリムラブルガリスにも印を回しておきたい。