スマートフォン版へ

マイページ

723件のひとこと日記があります。

<< 京都金杯... ひとこと日記一覧 万葉S... >>

2014/01/06 10:00

ジャニュアリーS

もちろん適性の有無が大前提ではあるが芝の上級クラスで通用する馬はダートでも勝負になるだけの速力は持っている。競走である限り『一番にゴールを駆け抜ける力=スピード値』という基本的な能力判定が有効になる。かと言ってスピードばかりでは押し切れないのがダート。スタミナより馬力や砂を被っても怯まない根性などメンタルの強さも要求される。

昨年のJCDを制したベルシャザールは日本ダービー3着馬。様々な試練を克服し、準オープンから段階を踏んで頂に登り詰めた。ノーザンリバーも3歳時は芝を走っていた馬でカペラSはアーリントンC以来の重賞制覇。芝重賞3勝のエーシントップは初ダートの霜月Sをあっさりパス。ジャニュアリーSに出走するアドマイヤサガスも2、3歳時の甘さがダートに転じて解消され今や立派なオープン馬である。

ダートから芝に転向して成功を掴むのは至難だが芝からダートは軽く思い付いただけでスラスラでる。下級条件では日常茶飯事。これは芝でのスピードこそ競走能力の絶対的指標を示すものとして考えていいだろう。ただ冒頭でも触れた通りダートへの適性があって初めて活きる隠しコマンド。その点で上記4頭は「芝実績」「血統」「大型馬」と出世の最低条件を満たしていた。

キョウワマグナムを狙う。トップスプリンターではなかったが芝1200mで5勝を挙げ、11年京洛Sでは本格化前とはいえロードカナロアと0秒2差(2着)その後も重賞では一歩足りなかったがある意味では堅実な成績。故障で戦列を離れてからなかなか本調子に戻らなかったが昨秋の京洛Sは上がり3F33秒0の末脚で0秒2差4着とようやくお目覚めモードになったところでダートへの投入。

ダートは過去(8)(9)着と冴えないがこれは遥か昔2歳時の成績でしかも1800mだから参考外だろう。ここからは想像の域を出ないが中山ダ1200m【18-11-14-96】で勝率と複勝率首位のキングカメハメハ産駒に母父はパワーのあるサドラーズウェルズ。母系にBold luer[5×5]ダートでの成功が約束されているような血統背景。そして530キロを楽に越える雄大な馬体。非力でダメでしたという事はまずない。

コースも似た適性が求められる中山芝1200mの春雷S(2着)で予行演習済み。当時の勝ちタイムが「1分08秒4」だったようにオープンに上がってからのキョウワマグナムは時計に限界のあるタイプだったがこの急所がダートで相殺される公算が大きい。前走後しっかり間隔をとって仕上げて直前の追い切りでは素軽さが増し好気配。コースを知り尽くした関東の主蛯名正義に手綱が渡るのが何よりの本気度を窺わせる。

相手はまず12年カペラS以降1200mでは(4)(3)(1)(4)(1)(2)(11)着と安定している○マルカバッケン。前走のカペラSは休み明けで復調途上。最近凡走している内枠でもあり度外視でいい。今回は揉まれにくい外目の枠。鞍上田中勝春で勝負気配がわかりにくいが常に賞金と隣り合わせで安穏としている立場でもないし叩き2戦目で得意コース。実力が発揮できれば上位争いになる。

スノードラゴンは前半3F34秒3で重賞にしては緩い流れとなったカペラSを差して2着だから能力上位だが前を抜こうとしない癖があるなど気持ち的な余裕がないだけに差し損ね注意。クラス慣れしてきた△タイセイファントムは2キロ減でカペラSの差を埋めたい。同様のことはケビンドゥにも言えるが急坂のある中山はあまり合っていない印象だ。

お気に入り一括登録
  • スピード
  • ベルシャザール
  • ノーザンリバー
  • エーシントップ
  • アドマイヤサガス
  • キョウワマグナム
  • プリン
  • ロードカナロア
  • キングカメハメハ産駒
  • パワー
  • サドラーズウェルズ
  • マルカバッケン
  • スノードラゴン
  • タイセイファントム
  • ケビンドゥ

いいね! ファイト!