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2014/01/19 14:00

日経新春杯

菊花賞2着の4歳サトノノブレス、有馬記念4着の5歳ラブイズブーシェ、上がり馬の5歳アドマイヤフライトキズナの帯同馬としてフランスに渡った5歳ステラウインドなどやはり若い馬たちがレースの支柱になってくれると中身はともかく予想のしがいはある。調教技術の進化や番組等の選択肢が広がるなどで最近はとにかくG2、G3にメンバーが揃いにくいのでこういうレースが増えれば嬉しいものだ。

という前フリを華麗に無視して狙うは淀に戻った6歳牝馬コウエイオトメの巻き返しだ。前走の愛知杯は格下の軽量馬が軒並み躍進する中、なんの見せ場もなく14着とは寂しい。ただ1000m通過62秒0で後半5ハロンも12秒4-12秒4-12秒3-11秒4-11秒6と直線に向いてやっとピッチが上がる正味2ハロンの競馬に4角17番手から参加しろという方が無理だ。

コウエイオトメのペースを守った上でのシンガリ待機だしこれは池添の不手際でもない。これで(10)(6)(11)(14)着となった左回りがそもそも合っていないのだろう。舞台替わって京都コースでは【1-5-1-6】とりわけ2200m以上では【1-5-1-0】で凡走なしの絶対的安定感を誇る。ゆったりとしたペースを後方に構え、下りを利用した加速からの豪脚を信条とする馬は少なくない。そしてこれがコウエイオトメスイートスポットである。

古都Sは逃げたエディンが前半5ハロン63秒6の超スローに落とし上がり3ハロン11秒3-10秒9-11秒3の瞬発力勝負に持ち込まれた厳しい状況を切り裂いて2着。それに比べれば頭数も少なく残り4ハロンからペースが上がった比叡Sでの差し切りは楽だったはず。とにかくコウエイオトメの切れ味は京都の中距離ではペース不問で鉄板と言える。

逃げ馬どころか先行馬すら少ない組み合わせだが下手に縦長になるよりは馬群が固まった方が都合がいいし、京都外回りには必殺イン突きワープもある。そして何より「52キロ」は強力な持ち味の威力の倍増になる。この中間は前走以上に本数を乗っているし、1週前に一杯で追われ、直前も全体時計が1秒以上もいい。良化は確実。確信の◎だ。

アドマイヤフライトは5か月半ぶりとなったオリオンSを道中2?3番手から終始手応え良く進め、馬なりで先頭に並び、軽く気合いをつけられた程度で瞬時に抜ける横綱相撲。最後流した余裕からも明らかに格が違った。サンデー系×Lyphardで重賞を戦うなら差すより先行策をマスターするべき。G2とはいえメンバーは軽い部類だし「56キロ」でも期待は大きい。

サトノノブレスはあと一歩で皐月賞、ダービーを逃したがじっくり成長を促したのが功を奏し精神的な成長と共に成績が向上し中長距離路線で芽が出つつある。菊花賞をロングスパートで2着したように持続力のある末脚が武器で天皇賞春は絶好の標的。12月中旬に帰厩してから計9本は申し分ないし絶好調のC.ルメール騎乗で好戦約束。

カワキタフウジンの状態の良さも侮れない。カシオペアS3着のあと、福島記念は8着だが得意ではない小回りでレコードから0秒4差。この馬も「1分57秒7」で走っている。朝日CCは追い出しが遅れたが進路が空くと猛然とスパートし2着を確保するなど地力強化が著しい。距離延長は歓迎の血統だし差し比べなら上位を脅かせる。

ステラウインドマイネオーチャードに完敗レベルの現状だと「54キロ」では荷が重い。フーラブライドも目下の好調さは買えるが牡馬に混じると不安が先に立つ。ラブイズブーシェは京都の中距離得意のマンハッタンカフェだがこれまでのレースぶりから大箱コースは合わない気がするので割り引きたい。

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