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2014/02/02 14:30
根岸S
登録の段階で47頭もいた根岸Sは1400m巧者が揃い実力伯仲の大混戦。芝ダに関わらず前後の根幹距離を使っている馬も参戦しやすい非根幹距離の在り方や背景を考えれば1400mと1800mのG1を創設してみても面白いのではないかと思う。
路線変更が遅すぎた感は否めないがダートで偉大だった兄の蹄跡を追って待望の重賞初勝利を狙うゴールスキー(父ネオユニヴァース)を中心に据える。3歳時にマイルCS3着した素質馬も古馬になってからは大きな故障もないのに4・5歳の2年間で準オープンの1勝と伸び悩んだ。
ようやく転機が訪れたのは初のダート投入となった昨年のアハルテケS。そこまでして芝に拘った理由が不明だがこの一戦(9着には敗れたが)を境にゴールスキーの競走生活は再び日の目を見ることになった。
ジュライSでは中団待機から上がり最速の脚でオープン特別の主スタッドジェルランに半馬身差まで迫り、阿蘇Sは向正面で一気に先団まで進出し、4角先頭から直線も粘り強く走って今度はスタッドジェルランに先着し久々の美酒。血統らしさが随所に出た好レースだった。
ペルセウスSは終いに賭ける格好で逃げたキズマ、ガンジス、ノーザンリバーを直線でまとめて面倒を見るなどネオユニヴァース産駒でも脚質に幅があるのは頼もしい。武蔵野Sは大外枠もあって流れに乗りきれず4着だったが重賞でも戦えるメドは立った。
約3か月ぶりで中間4本(ペルセウスS→武蔵野S時が6本)と急仕上げ気味だが坂路だけではなくCWも取り入れて負荷をかけられており、最終追い切りは【6F80.2-5F64.4-4F50.6-3F37.7-1F12.3】をマークし態勢は整った。賞金を上積みしなければフェブラリーSは危うい立場。急遽乗り替わりとなったのがF.ベリーでこの人気なら有り難い。
連勝中で勢いのあるノーザンリバーが対抗。カペラSは最内枠からうまく立ち回り、鞍上の仕掛けも冴えたレースだったが本質的には1400?1600m向きの馬だけに距離も障壁にはならない。3走前のペルセウスSは後方からの競馬で力を出し切っていない。順張りのアグネスタキオンに東京得意のMachiavellianで引き続き好戦必至だ。
東京コースでは定番化しているアドマイヤロイヤルの差し込みが3番手。以前と違い勝ち癖もついてきただけに頭の可能性も計算しておきたいところ。久々になるが暮れに時計を出し始めてから坂路でじっくり乗り込まれており調整に抜かりはない。
芝時代から1400mは走るブライトラインが次。ここで短縮すると二度と距離延長は効かないと思うが退路を断っての挑戦は吉だろう。フジキセキ産駒は当該コース【13-12-16-101】で単勝回収率120%、複勝回収率94%のHアベレージだ。
以下で乗り方次第で連はありそうなシルクフォーチュンと好調スノードラゴンが押さえ。ドリームバレンチノは不振の内田騎乗だし、JBCスプリントはともかく、兵庫ゴールドTは2着が地方の9歳馬だから全くアテにならない。エーシントップも脆さがあるので最内枠は仇になりかねない。