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2014/02/23 13:00

フェブラリーS

ドバイ遠征を控えている二騎が人気を二分している。両者フェブラリーSに優勝した時はじめて挑戦の価値や意味が出てくる。現状はまだお互い日本を代表し、背負っていく立場にない。番組的にはこのフェブラリーSが冬場のダート戦線を締め括る最終戦。余力の有無には注意を払いたい。

ジャパンカップダートを制した6歳ベルシャザールはそれ以来3か月ぶりの実戦。秋以降は使い詰めだったし、リフレッシュは正解。1月中旬に帰厩してからマツクニ流で12本の時計。G1馬として格好はつけてくるだろう。ただ大型馬だけに叩き良化タイプ。このあたりにドバイへの皮算用が見え隠れする。

対照的に5歳ホッコータルマエは南部杯からG1皆勤。体質の強さに定評のある馬ではあるがこの過酷なローテから更にフェブラリーS→ドバイに駒を進めようとしている。脚質的に着差はつきにくいが川崎記念でムスカテールと0秒1差は危険信号。中央でのG1は(3)(3)着だから高速レースに適性が薄い可能性大。ここは思い切って消す。

7歳ニホンピロアワーズは東京大賞典の掛かり方、東海Sの唸るような手応えを見れば初距離となるマイル替わりも問題はない。一昨年のジャパンカップダートを「1分48秒8」だから高速決着も歓迎。直前もCWで追い切って好気配。叩き4戦目で完全に復調した。芝スタートさえクリアすればV機十分。

すっかりシルバー、ブロンズコレクターぶりが板についたものの2年連続3着の8歳ワンダーアキュートも健在で川崎記念をパスしたぶん、余力もありそうだが競走馬がまず衰えるのがスピードだし持ち前の差し脚を生かしたい馬にこの4番枠は苦しいと思える(過去2年はいずれも10番)

ここ何年か君臨していた絶対王者の座が空位で多かれ少なかれ有力馬も破綻の因子を抱えている。この死角を突くのが今年のフェブラリーSだと考える。

7歳にしてこれが中央のG1初挑戦。格的に百戦錬磨の強豪相手だと抗いきれないかもしれないがようやく掴んだ得意舞台での大一番。一世一代のハレルヤチャンス。大駆けに期待してアドマイヤロイヤルに◎をうった。キャリア32戦目にして踏んだ最高峰の地にこの馬の苦渋がある。

条件戦時代からとにかく詰めが甘くて2着を量産。オープン昇級直後の武蔵野Sで3着に入って実力をアピールするもその後はダートで[0-4-4-3]と善戦止まりで約一年半以上勝ち星から見放された。相手なりに走る堅実さがアドマイヤロイヤルの弱点として競走生活につきまとい影を落とした。

ようやく払拭したのが昨年の欅S。スタートで安目をうったが外枠もあって徐々に先行し、直線は武器の決め手を稼働させエアウルフの追撃を阻んだ。これが薬になったかプロキオンSも内から大混戦の追い比べをクビ+ハナ差先着する“勝負強さ”で過去の姿からの脱却に成功した。

休み明けの南部杯は休養明けで出遅れたため見せ場なしの5着に終わったが武蔵野Sではベルシャザールと0秒1差の2着。先に仕掛けたぶんだけ最後は離されたが一旦は先頭に立つ内容で地力強化を再確認。根岸S(5着)は直線でスペースがなく捌くのに手間取ったし、久々の影響で反応も満足なものではなかった。

今週は坂路(稍重)で【4F51.7-3F37.8-1F12.6】四肢を一杯に伸ばしスムーズな加速でスピード感たっぷりの動き。叩いた上積みは疑いようがない。ベルシャザールホッコータルマエと同じ砂のチャンピオンサイアーが父。半姉にマイルG1(2)勝のラインクラフト、叔父のアドマイヤマックスも安田記念2着。この条件なら戴冠資格がある。

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