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2014/03/08 12:00

オーシャンS

昨年のハクサンムーンは油の乗りきったロードカナロアに対して高松宮記念3着(0秒2差)セントウルS1着〈クビ差〉スプリンターズS2着(0秒1差)の1勝2敗で最も王者を苦しめた。順調であれば次の高松宮記念はもちろん、秋以降も主役候補筆頭として働く可能性が高い。

中山1200mでは過去(1)(9)(2)着。G3での凡走、G1での好走。どちらが真の姿だろうか。陣営が「夏馬で気配は平凡」と久々の現状を語るように時期的に体のキレは今一歩足りない。生粋のスプリンターにしては坂路の時計は普通だがそれにしても仕上がり途上は否めない動き。最後踏ん張れないシーンを想定したい。

昨秋から導入されたエアレーション馬場(クッション性がある柔らかい馬場)と大雪の影響で芝の生育が遅れていることが重なり開幕週から時計の掛かる特殊な馬場状態。連闘のスマートオリオンが勝利したアクアマリンSが[33.8-35.7]=「1分09秒5」オーシャンSも良くて8秒5前後の決着だろう。

こうなれば時計勝負や速い上がりに耐性のない伏兵の出番は格段に増える。昨年のスプリンターズSでロードカナロアを差し置いて◎をうったスギノエンデバーを同条件で見直したい。北九州記念(1着)「1分06秒9」や京阪杯(3着)「1分07秒6」があるように持ち時計はある馬だが脚質的にコースや展開に左右されやすい。

12着に終わったスプリンターズSもHペースの前崩れ読みだったがG1だと前も簡単には止まらないし、逆に終始外を回されたぶんこちらのお釣りがなくなってしまった。好発から先団にとりつき接戦を演じた次の京阪杯は痛恨だったが競馬の仕方を変えても対応できるだけの力量馬であることを示してくれた。

阪神C(9着)は実績のない距離、展開不向きを考えれば0秒5差は上出来。シルクロードS(10着)にしても内枠先行有利な馬場で流れが落ち着けば外枠の差し馬は参加もできないので割りきれる。今回はハクサンムーンの失速は置いても引っ張られる先行勢は消耗必至。近年の傾向からしても差し比べに持ち込める公算が高い。

11年ラピスラズリS3着(11番)12年春雷S3着(14番)と中山で好走時はいずれも二桁番だったので8番はもう少し外寄りが欲しかった印象だが首尾は上々。実質の追い切りである日曜に4F51.5を出しているように体調もいい。男の武器で今度こそ勝機を掴む。

アフォードは当日輸送だとイレ込むタイプで関西馬にも関わらず地元圏ではほとんど実績のない珍しい馬。ラピスラズリSは展開がハマったのもあったがそういった裏舞台が好走の一因となったのは間違いない。相変わらず攻めは抜群で状態は申し分なし。昨年5着以上が期待できる。

プリンセスメモリーは阪神C13着、シルクロードS9着と凡走続きだがその前はオーロCを目の覚めるような末脚で1着しているようにG3なら十分通用する存在。中山1200mは12年ラピスラズリS2着など[0-2-1-3]差し馬にしては内を捌くのが案外上手だし継続騎乗で癖を知っている後藤騎手が頼もしい。

1200mでは7戦4勝2着3回と全く底を見せていないスマートオリオンの勢いも脅威。頭の高さなど改善すべき点もあるがダッシュ力はあるし、二枚腰が使えるパワーも兼備。出走頭数こそ少ないがグラスワンダー産駒は当コース[4-4-2-12]で複勝率45.5%を記録し回収率も非常に優秀。横山典弘の2週連続のイン捌きが見ものだ。

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