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2014/03/16 10:00

昇竜S・(東風S)

昇竜Sは2000年から5月に組まれていた3歳ダートの貴重なオープン競走。途中、施行コースや距離に変更を重ねてこの度中京に舞い戻ってきた。5月の京都には鳳雛ステークス(ダ1800m)という大袈裟な後釜。その一週前には東京で青竜ステークス(ダ1600m)なるレースも組まれており、ようやく自前の路線整備に着手し始めたのが分かる。

2月のヒヤシンスSに集まったメンバーを振り返っても3歳春のダート馬は活躍の場があまりに少なすぎるから改善は大いに結構。既存の伏竜S端午Sと一緒に共存を図りつつ、ユニコーンS→ジャパンダートダービーと盛り上がりたいところ。気前よく3月もしくは4月にJRAの重賞を作ってもいいくらいだ。

土曜の競馬を見るとダートは全体的に脚抜きがよく、特に1400mは外枠の先行馬がスピードに任せ押し切っていた。実際にこのコースのはこべら賞を逃げ切っているカレンマタドールを中心視したい。その前走は内から無理なくハナを奪うと前半3F35秒1の淀みないペースで引っ張りながら直線は好位勢を競り落とし、外からの追撃も振り切った。

上がり3F38秒3が示す通り、かなり厳しい消耗戦になったが最後はまだ余力を残したような強い競馬。昨年34秒8-38秒7を2番手から抜け出し「1分25秒6」だったティズトレメンダスは芝のフィリーズレビューでも3着し、桜花賞にも出走。これを差せなかった「1分25秒9」の2着ベストウォーリアは後にユニコーンSを制している。カレンマタドールの「1分25秒7」は大いに将来性を感じさせる。

母ラシャルマンテはアルゼンチン重賞5勝の活躍馬。A.P. Indy系×フォーティナイナーの配合でBuckpasser[5×5]これに五代アウトのマンハッタンカフェだと厩舎の先輩グレープブランデー的で母方のダート適性が発現してきたのも頷ける。セレクトセールで取引された期待馬がダート無敗の3連勝だ。

アナザーバージョンは道悪とはいえ東京ダ1600mを「1分36秒3」で快勝。フェブラリーSが「1分36秒0」だから非凡な能力を疑う余地はない。不利を受け競馬にならなかった黒竹賞を参考外とすればまだまだ底は割っていない。三代母バレークイーンの良血だけに先々楽しみな存在。

はこべら賞4着のキタサンウンゲツを前回4馬身差ちぎったのがメイショウオセアン。1800mではひと押し足りなかったか1400mに短縮して2戦2勝と安定した。脚質に幅もあるし逆転十分。アースコネクターヒヤシンスS(5着)は休み明けで息が持たなかった印象。北海道2歳優駿で南関3冠候補のハッピースプリントと2馬身差なら互角以上だ。

東風S】はコスモソーンパークの巻き返し。ニューイヤーSはスタートでトモを落とし、行き脚つかず後方からの競馬。前が残る展開に勝負所で外を回るロスも重なり、懸命に追い上げるも5着まで。最終コーナーで4角4番手以内[5-3-5-3]5番手以下[0-2-3-11]と非常にわかりやすい馬。この中間は意欲な攻め馬を消化して絞れてくるだろうし人気を落として魅力的な穴だ。

サワノパンサーは根は平坦向きで初めての中山参戦がポイントも阪神マイルで再三好走しているし急坂自体は問題ない。ゼロスは1800?2000mでも勝っているが本質は前向きなマイラーで短縮は好材料。昨年は差して2着しているように中山適性も秘めている。あとは3着付けが前提も速い脚不要の中山替わりでシャニープリンスの前進。

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