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2014/04/12 06:00

阪神牝馬S

阪神牝馬Sはヴィクトリアマイルの前哨戦的位置付けだが本番での成績は【2-3-2-41】で決して優秀とは言えない。問われる適性が全く異なるコースで連続好走したのは06年エアメサイア(2着→2着)08年エイジアンウインズ(1着→1着)ブルーメンブラット(2着→3着)3頭のみである。

さらに実績馬は先を見据えた仕上げを施してくるので前哨戦の成績が本番で比例しにくいという背景も低調な互換性の一因。人気が予想されるスマートレイアーウリウリは瞬発力勝負が得意なディープインパクト産駒でヴィクトリアマイルでも争覇圏内だからいかにも危ないパターンだ。

特殊な阪神1400m。持続力ある末脚と立ち回りの巧さが魅力の4歳◎プリンセスジャックを狙いたい。昨年の桜花賞3着の実力馬だが母系のアフリート×DanzigパワーがONになった配合で勝ち星は小回りと内回り限定のように決め手勝負では分が悪い。桜花賞にしても渋った少しタフなコンディションで全体の上がり3F「36秒1」だった。

桜花賞以降は不振も5戦中4戦が直線の長いコース。久々の勝利となったサンタクロースHは稍重の内回り2000mで前半からゆったりとした流れにしては上がりの掛かる得意とするレースになった。斤量差も有利に働いたとはいえ、古馬と中距離で互角以上に渡り合えるのだからG1での激走も飾りではない。

上昇が期待されるシーズンだが年明けの京都牝馬S11着に続き、前走の大阪城Sも4着と再び落ち込んでいるが京都牝馬Sは苦手な平坦での斬れ味比べ(それでも上がりはメンバー中3位タイ)大阪城Sは前半5F58.4の急流で先行馬には厳しいペース。この展開を2番手追走では後方待機のスマートレイアーに完敗したのも無理はない。

スタートこそ安定しないが能力やセンスの良さは端々から感じ取れるし、着順ほど大崩れのない成績からしても適条件に出走すればチャンスは十分。実際にききょうSを勝っているように力の要る芝で絶大な威力を発揮する父ダイワメジャーはこのコースで複勝率31.0%と頼りにできる。

追い切りも小気味のいい軽快なフットワークで終いまでしっかりと脚を伸ばしていたように叩いて確実な良化を窺わせる好調教。自在性があるので他馬の出方と相談して運べる外枠も好材料。ヴィクトリアマイルでの採算は度外視して高配当を頂く。

同じく1400m向きの器用さがある○トーホウアマポーラが相手筆頭。詰めの甘さが課題の馬だがうずしおSは好スタートから控えて脚を溜め直線抜け出すソツのないレースぶりを披露。急坂のあるコースで初勝利だったように本格化の兆しがある。

馬也で楽々と時計が出た坂路での調教もその裏付けだろう。状態面に関しては陣営からも太鼓判。父フジキセキは過去5年の阪神1400mで勝ち鞍首位。母母AgamiHyperion[5×5×5]だから前目につけて押し切る戦法は理に適っているし積極的な岩田康誠とも手が合う。

ウイングザムーンは1400m[4-2-0-2]で典型的な距離巧者。開催NO.1の「1分20秒4」を叩き出した阪神1400mの500万が破格の高性能で当時差し切ったのがレディオブオペラ。2走前の新春Sではフィエロ(3連勝で六甲S勝利)と0秒1差。目下の充実と1400m仕様に磨かれた末脚を考えればG2でも翼は広がる。

エピセアロームも阪急杯5着、阪神C6着があるように牝馬限定なら能力的には五分以上。近走を見ると中途半端に先行するよりは腹を括って直線勝負の方が力を出せる。中間はCWで好時計を記録し、直前は坂路でバンドワゴン相手に先着と活力は失っていない。

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