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2014/04/13 13:00

想い出の桜花賞

この春で競馬と本格的に付き合って10年目を迎える。光陰矢のごとし。長かったような、短かったようなというのが率直な感想。高校生だったのが20代半ばに差し掛かっているのだから時間の経過による変化は随所にある。ただ競馬に取り組む気持ちだけは10年の歳月を忘れさせるほど不思議と“あの日のまま“。

数多くの名馬や個性派たちとの出会いと別れがつねに心を繋ぎ止めてくれた。しかし10年は短くはない。ほとんどは心のワンシーンにも投影されなくなる。そこで日々刷新されていく記憶が薄れてしまう前に競馬のイロハを学んでいた頃のG1を特別企画『2004年の初心』と題して振り返っていきたいと思う。


第1弾はクラシック戦線の開幕を告げる桜花賞。当時、主役を務めていた3つの全盛期が最強のトリオとして完成形を迎えていた。

武豊藤沢和雄サンデーサイレンス。泣く子も黙る隙なしの陣容が送ったダンスインザムードダンスインザダークダンスパートナーの全妹というこれまた屈指の名牝系の出身。まさに誕生した瞬間、いや命を宿したその時からまさに宿命を背負った尊い存在であった。

O.ペリエ、岡部幸雄、そして武豊に託された、時代を感じつつも重みのあるバトンリレーに導かれダンスインザムードは連勝街道を走った。桜花賞は好スタートから好位のポジションに一旦下げて脚を温存し4角手前からスパートし直線は他馬を寄せ付けない圧勝。これほど綺麗でスマートだったのかとレースを見直して感服した。

少し驚いたのが単勝が2.9倍もついていた事だ。しかしこれにも3つの理由がある。今でこそ栗東留学のおかげで関東馬の調整も格段にしやすくなっているが当時の関東馬にとって長距離輸送はある意味で最大の試練だったこと。阪神マイルが紛れの多いおむすび型で人気馬にとっては鬼門の難コースだったこと。フラワーCが前哨戦としての立場を認められていなかったこと。

しかし初の遠征を克服したダンスインザムードが持っていた芯の強さ。厳しい条件でも成功させた藤沢和雄の手腕。実力馬を実力通りに勝たせた武豊。それぞれに課せられた仕事を見事に果たした桜花賞優勝の裏側にはプロとして働いた各々のプライドを垣間見ることができる。

とくに予想もせず、テレビの前に座って漠然と強いと感じた印象だけは覚えているがまだまだ競馬の深層を理解するには程遠い時期。今このレースを予想するとすればどうだろうか。やはり不安要素多しと喜んで切ってしまうのだろうか。だとすればまだまだ不勉強なのである。


春雷S
ミヤジエムジェイ
→前走のオーシャンSは前半やや追走に苦労する場面があったように休み明けの影響が少なからずあった。それでいて道中でなし崩しに脚を使っては直線伸びを欠いたのも無理はない。

前半3F33秒2のHペースを差し切ったみちのくSがやたらと強かったし、ハマればオープン特別でも通用する爆発力を秘めている。叩き2戦目で今度はじっくり乗れる内枠と条件は好転した。

良馬場なら差し脚が活きる○サイレントソニックプレイズエターナルの力量上位馬への本線。オーシャンSが終始窮屈な競馬だった△レオンビスティーも中山3勝の実績から巻き返しが濃厚だ。

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