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2014/04/25 18:00
福島牝馬S
今週で競馬総合チャンネル時代から継続する予想コラムが9年目に突入する。よくもこれだけ長くやって来られたものだと我ながら感心する。最近は空振りばかりの冴えない成績にも関わらず、競馬開催のない日でもアクセスを頂いている。身に余る光栄。来週にはまたメモリアルな節目が待っているし、なお一層の気合いを入れてお送りしたい。
福島牝馬Sの下敷きとなるのは圧倒的に中山牝馬Sで過去9年※11年新潟開催は除く【7-4-5-39】しかも3着以内だと【5-1-2-4】と一気に数字が上昇する。ハンデ戦、別定戦の違いこそあるが小回りの1800mは同じ。好調期に連続好走しやすい牝馬。一線級不在で似たメンバーが持ち回りで循環しているような路線。確かに連動性は認められる。
人気の有無に関係なく主力視できるのは中山牝馬Sで仲良く2着を分け合ったキャトルフィーユ(4番人気)ケイアイエレガント(10着)これに中山牝馬Sは上がり2位の末脚で0秒3差4着に追い込んだアロマティコ、混合の東京新聞杯で0秒3差6着と見せ場を作ったレイカーラがVに近いと期待される候補だろう。
しかし当欄で推奨したいのは◎アグネスワルツだ。前走の中山牝馬Sはスタートこそ五分だったが最初から行く気を見せず中団に控えるレースで終始馬群で揉まれて直線も無理はしなかったように誰が見ても自分の競馬をしていない。4か月半の休み明けや馬場の内目が荒れていたのも含めての策だったように思う。
オークスでは3冠馬アパパネ相手に3着善戦した実績もある馬。ただ古馬になってからは順調に使い込めず苦労して気付けば7歳のシーズン。ただキャリア22戦が示すように馬はまだまだ若く活気十分。アロマティコを抑えて逃げ粘った昨年のマーメイドS2着や続くカシオペアSの2着がその証明だろう。低迷期を脱出した女の生命力がある。
前走後一週間で調教を再開し、軽めながら坂路を連日のように乗られて入念な仕上げ。骨瘤明けでもあった前走の直前はCW5ハロンを馬也で流した程度だったが今回は6ハロンを強めに追って中身に重きを置けたのが明るい材料。斤量が54キロになるのもいいし、同型も減った。1800mの持ち時計「1分45秒3」はメンバー最速。スピード勝負で往年の迫力を取り戻す。
レース展開を考えれば強敵は好位差しが可能な○キャトルフィーユ。前走は外枠で馬場の綺麗な場所を通れたのも味方したが急坂を力強く駆け上がる姿は本物。愛知杯でも2着しているように限定戦なら条件不問。半姉レディアルバローザが本格化したのも4歳以降だったし、血統的にも最盛期はこれからだ。
ケイアイエレガント、アロマティコも善戦止まりに終わりそうなだけに▲はフロアクラフト。1800mではスイートピーS2着をはじめ[1-3-0-1]でオークス5着の力も光る。まだ準オープンの身だが但馬Sも勝ち馬の決め手に屈しただけ。04年、05年連覇や10年、12年3着などフジキセキが得意としているコースで表舞台への返り咲きも。
△ウインプリメーラは現状だとコーナー2つの高速マイル戦に適性がありそうだが自慢の先行力はコーナー4つで威力を発揮する予感。ローズS(5着)はメイショウマンボとクビ差だし六甲S惨敗で人気ガタ落ちなら面白い。ステイゴールドは福島1800mで勝ち鞍首位だ。