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2014/05/04 13:00
スイートピーS
土曜の競馬を現地で観戦して思ったのは東京競馬場の芝コンディションが非常に素晴らしかったこと。びっしり生え揃っている一方で時計は極端に速くならず適度な硬さを保っていた。ロスなく回れる内は有利だが青葉賞のように外を通っても間に合う絶妙な具合。
それだけに流れが落ち着いても上がりが掛かるから一概に先行勢に味方するとは限らない。注目血統はタニノギムレット、スクリーンヒーロー、シンボリクリスエス父Roberto系。ジャングルポケット、ハーツクライ、サムライハートらトニービン内包馬。
本命はカレンリスベット。前走の500万(中山1800m)は後方5番手から徐々にポジションを上げて手応えも良かったが直線は急失速で見事な逆噴射。敗因は「力の要る馬場が合っていない」とのことで一応は力負けではない。
いい決め手を持っているのは上がり3F11秒8-11秒3-11秒3を抜けた新馬で証明済み。母父アルムタワケルが東京に強いMachiavellianの産駒でマンハッタンカフェとの配合はHalo[3×5]祖母のナスキロ的な体質も受け継いでいれば東京の内枠で変身するはずだ。
相手筆頭はディープインパクト×ブライアンズタイムの組み合わせホクラニミサ。デイジー賞は展開や相手関係に恵まれた一戦だったがコースを問わない強さは魅力的。エリザベス女王杯3着があるエルノヴァの姪でスタミナには自信の血筋。
ショウナンパンドラのフラワーCは一言で批評するなら無茶をしすぎ。前半5F62秒1のスローであの競馬しかなかったわけだが外を強引に回しては勝負にならない。それでもかなり長くいい脚を持続させたのは明白。良血が念願の東京コースで覚醒してもおかしくない。
トシザキミは前走の500万(中山1800m)で先手を主張し1000m通過61秒4。そこからペースを緩めることなく上がりも12秒6-12秒2-12秒4だから非常に価値ある内容。しかも稍重で「1分51秒3」は良のフラワーCと同タイムだからもしかすると一番はこの馬かもしれない。