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2014/05/11 12:00
新潟大賞典・(鞍馬S)
福島民報杯が鮮やかだったレッドレイヴンだが使える脚が短いように映るのは気掛かりだ。前走の圧勝にしても急流で前がバテたところを捲って先団に躍り出たように惰性の産物にすぎない。55キロの中日新聞杯が案外だったし血統的にも今回は危険な人気馬。
まともにはタイミングの合わない馬だが配当の爆発力を考えると食指が動くのがカルドブレッサだ。前崩れだった中山金杯(2着)のようにHペースでハマる以外は後方で常に展開や不利と付き合い、脚を余して凡走を積み重ねる苦しい日々。
前走の中日新聞杯も行き脚つかず中団後ろから狙ったが前半5F62秒1では手も足もでない。結局ウロウロ進路を探すだけで直線は終了。レースのすべてが実力の一部なので敗戦は素直に受け入れるべきだがカルドブレッサの脚力が半分も出せていないから諦めもつかない。
内回りとはいえ、4角から馬群の外を回って持ったまま先頭に並びかけて鞭一発で交わし去った日本海Sのイメージからすればもっとやれていい。昨夏の新潟記念(11着)は大幅馬体減と2走ボケが重なり、大敗を喫したが左回りは[2-1-1-2]と相性はいい。
息の長い末脚に定評あるGrey Sovereign系内包馬は新潟2000m重賞で好成績。叔父のブラックタキシード、半姉エアパスカルは重賞ウイナーだし十分に勝ち負けを意識できる血統背景。2か月ぶりでもCWで終い11秒台を連発しているように好状態。越後路でカルドブレッサ(あたたかいそよ風)を吹かせる。
菊花賞で5着したかと思えば、マイルにも出走するなど陣営も適性を判断しかねているケイアイチョウサンだが距離に拘りすぎるよりは末脚を引き出せるような条件を選びたいところ。新潟2000mならじっくり直線に賭けられるし鞍上勝浦も得意としているのが好材料だ。
Grey Sovereign内包馬だとハーツクライ産駒のマジェスティハーツやメイショウナルトは外せない。斬れ味特化のマジェスティハーツに対してメイショウナルトはコーナー四つ向きの先行タイプだが実績的に56キロは恵まれた。調教の気配から立て直しに成功した模様だし軽視はできない。
以下は中日新聞杯を0秒1差4着の4歳ユールシンギング。叩いてまずまず上がってきた新潟記念2着のエクスペディション、堅実さが取り柄のアドマイヤタイシも動きは悪くないだけに注意。ディープインパクト産駒のサクラアルディートまで網を広げたい。
ハンデ戦らしく一筋縄ではいかないムードが漂う【鞍馬S】だがこのメンバーに入れば◎アースソニックは大威張りできる。泥んこ馬場の高松宮記念は前半引っ掛かりながらも直線馬群を縫って6着。
あのレースにどこまでの価値を持たせるのか難しいが力がなければ単純にバテて終わっていただろう。京阪杯を「1分07秒5」で押し切っているようにクロフネにしては高速馬場に対応できるしリフレッシュ効果にも期待大。
○ハノハノは京都だと安定しないが昨秋に京洛Sを勝ったように全く駄目ではない。[前3F34秒2-後3F32秒8]=「1分07秒0」を信頼する手。
2年前の勝ち馬でその時以来の京都1200m出走で評価を上げたい▲ヘニーハウンド、ディープインパクトCで大穴をあけた△サクラアドニスも高速京都への適性が高い。