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2018/09/23 21:21
2018.09.23 DrefongからのStorm Cat系
少し前のことになりますが、
『Drefong ドレフォン の2018年度(初年度)の種付け頭数が、207頭』と読みました。
導入の際、『種付料300万円』と見た時は、
かなり強気な設定で、自家(社台G.)生産以外を何頭くらい見込んでの価格かな?と、不思議に思ったことを覚えています。
というのも、Drefongの3代父Storm Catは、世界的に父系を築き上げている大種牡馬ですが、
欧米での爆発的な良績に比べ、日本では見劣り感が否めない現状だからです。
(捉え方によっては、堅実な成績とも。)
直仔であれば、シーキングザダイヤが、象徴的な存在でしょうか。
Storm Cat系(もはや直仔別に分類すべき父系ですが)で括れば、
オープン・重賞戦線で活躍した馬はもちろん、G1馬も複数輩出しています。
但し、失敗に終わった種牡馬も少なくなく、突出した実績馬に欠け、日本では父系を築くまでに至って来なかったと思います。
(ゴスホークケン、エーシンフォワード、エイシンアポロンの現状を思うと何とも…)
(あと、何となく輸出されてしまうイメージも…)
そんな日本にあっても、昨今、Storm Catを見る向きは、徐々に変わりつつある気がしています。
それは、直仔Hennessyの産駒2頭(Johannesburg,Henny Hughes)によるところが大きいと思います。
後者の後継種牡馬となった、アジアエクスプレスも、数の面では順調なスタートを切っています。
加えて、BMSとして優秀な実績を残していることや、
もしかしたら、Tale of EkatiやKarakontieの活躍も、その一端を担っているかもしれません。
そこで、冒頭の207という数字ですが、
個人的には、期待されてるなぁというのが、正直な感想です。
このまま数を減らさず、初年度から走る産駒が出て来るなら、前途洋々といったところでしょう。
競走馬時代の成績、年齢等々の好材料は備わっているので、
Drefongに何を期待するかは、人それぞれあると思いますが、
遥々、日本まで連れて来た甲斐のある成績を残してもらいたいと思います。
呉々も、「Scat Daddy産駒を売ってもらえなかったところを、掴まされたんだ」とか、揶揄されないことを願います。
一方、そのScat Daddyについてですが、
現3歳ながら、既に総賞金筆頭産駒となっている、ミスターメロディが、
G1初出走となった'18NHKマイルCで、4着と好走しています。
後々、安田記念とフェブラリーSを両方制するなんて未来が待っているなら、
大きな期待と共に、種牡馬に上がれると思いますので、今後の競馬に注目していきたいと思います。
(もうScat Daddy直仔の種牡馬導入は難しくなってしまったと思いますので。)