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2021/10/17 17:00
2021.10.17 エアグルーヴのクロスの可能性
エアグルーヴ(1993-2013)は、競走馬としても、繁殖牝馬としても、説明不要の日本の名牝の1頭で、その名が血統表から消えるのは、まだ相当先のことと思います。
ただ、今年、ドゥラメンテが、僅か5世代しか産駒を残せないまま逝ったため、1つ大きな柱を失った形になります。
また、サムライハートとザサンデーフサイチは、共に現役種牡馬ではあるものの、必ずしも成功しているとは言い難い現状です。
(それでも、2億5000万超を獲得するも種牡馬に上がれなかったフォゲッタブルや、G1馬の全弟ながら騸馬のショパンに比べたら、ですが。
以上のことから、当面、エアグルーヴのクロスの可能性は、
「父にルーラーシップ、母にエアグルーヴの血を持つ組み合わせ」に求めることになるわけですが、
エアグルーヴ牝系の牝馬は、父(または母父)キングカメハメハ産駒であることも多く、流石に、それらは除外しなければなりません。
というわけで、その可能性を有していそうな牝馬を、以下のとおり、ピックアップしました。
◎アドマイヤローザ(アドマイヤテンバの2014)
◎ベルエポック(アドマイヤテンバの2018)
◎アドマイヤテンバの2020
◎グルーヴァーの2020
◎スペシャルグルーヴの2020
◯サトノサイベリー(サトノユリアの2016)
◎ハギノエスカーダ(ルミナスグルーヴの2014)
◎アドマイヤルミナス(ルミナスグルーヴの2017)
◎ユーロポップ(ルミナスグルーヴの2018)
◯ノッテステラータ(カノーロの2015)
◯グラディーヴァ(カノーロの2016)
◎リンギングフォン(ノーブルソニックの2019)
◯バルレッタ(リミニの2018)
◯リミニの2020
上記の牝馬に、ルーラーシップを配合すると、もれなく「エアグルーヴ2×4」を保持する産駒が誕生します!
ただ、2×4(31.25%)は、(日本では)敬遠される血量だと思います。
しかも、長く活躍してほしいですが、ルーラーシップも、今年14歳と、当歳馬が繁殖に上がる頃を考えると、正直、少し心許ないところです。
それならばと、仮に、キセキが種牡馬に上がることができたとして、その配合を考えてみます。
上記の内、◎の牝馬は、ディープインパクトを含まないので、キセキを配合すると、もれなく「エアグルーヴ3×4」を保持する産駒が誕生します!
(SSが緊い産駒も少なからずいますが。
仮定の未来に加えて、両手で足りる程の頭数しか可能性がないのかと思うと、中々厳しいところですが、
エアグルーヴ牝系は、今後も拡がりを見せるでしょうし、
ルーラーシップに、もっと後継種牡馬が出てくるかもしれませんし、メールドグラースが買い戻されることもあるかもしれません。
(願わくは、ロードカナロアのダノンスマッシュのように、それが非SSであれば、配合の自由度の面で尚良い。
可能性だけで言うなら、「父父ルーラーシップ、母母父サムライハート」でも、「エアグルーヴ3×4」になりますし、
母父ルーラーシップ産駒や、母父ドゥラメンテ産駒も、まだまだ今後次第です。
いつか、血統表に「エアグルーヴ◯×◯」を見てみたいです。