有馬日記ザラスト。ゴールドシップ、優勝。

もしかしたら、昨年の雪は、この芦毛の馬体が中山を制する予告だったのかもしれません。

冷たい空気が張り詰めた寒空のもと、最高の牝馬がターフを去り、頂点を極めた最強牡馬が雪の舞う中山で祝福されたあの日から一年。また一つ、ドラマが生まれましたね。

ヴィクトワールピサを挟み、ドリームジャーニー、オルフェーヴル、そしてゴールドシップ…ステイゴールド産駒破竹の快進撃。

赤白の勝負服の名手が跨るその白い背はしなやかに力強く躍動し、ギアが一段、また一段と入るや、その脚は瞬く間に馬群の外を駆け抜けました。

3コーナーでの1ギア。直線途中での2ギア。まだまだトップスピードへの余裕を感じられるままゴール板へ。

もう圧巻のパフォーマンスでした。

けれどレース前へ巻き戻せば。。。

舌を出しての〜んびり（笑）
先生の仰るとおり、シップの馬体は素晴らしく【中山仕様】でしたが、それに加えてなんだかより図太く？というかマイペースになったデカイ態度（笑）

オルフェとは違う、「おれは、おれ。」的な姿になんだかわからないけどすごい安心感を感じました（笑）

地下馬道ではお決まりの内田さんへのヤンちゃんなコミュニケーション！
（今回は頭突きにならなくてよかったよ〜内田さん。笑）

こんなにも強くて、愛嬌があって、期待だけじゃなくちゃんと皆さんに【愛されて】いる馬ってなかなかいないゾ。

馬主様の誠意と競馬愛のお噂はかねがね。そして須貝先生のベタ惚れ姿もかねがね。

なんて幸せなんでしょうね！

歴史的記録だけではなく、本当にオグリキャップのように誰しもから愛される名馬へ。

いよいよ帆に風を得た船は晴れやかで澄み渡った大海原へ大航海時代の幕開けです！