帰路、車内で号泣。貴女が大好きです。

同じ写真？いえ。ホエールキャプチャに花マルです。

祈るしかありませんでした。ただ、無事に、彼女が思い切り駆け抜けてくれることを。

友人と横浜で別れ、一人グリーン車の座席でイヤフォンを差し、レース映像を再生しようとスマホを広げると、このNet競馬の表紙にヴィルシーナの文字が。

（ああ、やっと2着返上、良かったね）

穏やかな笑みとともに記事を開くと

（え？）

ごめんね、一瞬どの瞬間の画なのか、戸惑ってしまったの。

イチオクノホシでもザッハトルテでもない…そこには紛れもなく

ホエールキャプチャ

じわりと体温が上がり、鼓動が強く速くなって、右手が焦る。

4コーナー、まだ馬群の後方に埋もれている彼女

直線半分を過ぎて、パっと開いた夢の扉

カメラが先行馬群を捉える瞬間、横切るように外から迫ってくる白い馬体

もう号泣でした。嗚咽がでるほどに。

見終わって、細く息をつく。自分の足元には強く香る真っ白い大輪の百合。

白い大輪の華。ああ、もう一度咲いた。咲いてくれた。こんなにも鮮やかに強く大きく私の目の前で返り咲いてくれた。

もう一度咲き誇る日は来る、必ず来る。

けして体調は万全ではないよね。うん、わかる。

でも貴女はそんなことつゆとも見せずにがんばる。みんなの期待に応えようとしてくれる。悩んだよね、迷ったよね。

ウオッカのような勇ましさとも、ブエナビスタのような才色兼備とも違う、貴女の【強さ】が、本当に愛おしい。

大好きだよ、ホエールキャプチャ。