レッドスパーダ#3　愛しい彼は…G1へ。

大興奮のままオロオロしていた私に、冷静なカメラマンぶんりきしゃんが
「ウィナーズサークルに行かなきゃ！」と言って下さり、我に返ったUMAOTAはお隣で観戦していたお二人におめでとうございますと祝福されながらダーッシュ！！

しばし待っていると、汗が滲んだ馬体に朱赤に金糸の眩しい関屋記念優勝レイをまとったスパーダが…！

感極まりました。

報道陣の待つターフへあがると、またいつも通りのぼーっとした様子で手綱を引かれるスパーダ。優勝パートナーを待っています。

そこへ登場した北村宏騎手。

ファンのおめでとうの声を背に、逃げ勝ちきったこの新潟のターフで手を上げて口取り式が行われ、本当にもう一度見たいと、待ち望んでいた光景でした。

ウィナーズサークルでの表彰式、ほっとした様子でインタビューに応える北村さん。スプリングSのあと、ニューイヤーSで久々のコンビなり、その後も休みや乗り替わりのあるなかパラダイスSで再会。なんだかんだでスパーダを支えてくれた重要な騎手です。土曜日が函館だったにもかかわらず、朝イチにスパーダに乗ってくれて、しっかり青写真を描いてくれた。

スパーダはどちらかというと熱心に寄り添うより、『お互いいい大人だしな。尊重しあいながらベストレースにしよう。』
という感じ（に見える）ので、馬本位のノリさんや北村さんが合うように思えるんです。

本当にありがとう、北村さん。

さて。次はなんと毎日王冠。(^_^;)

レッドスパーダ7歳。

『いろいろあったけど、俺なりにやってきてるよ。いい頃の自分をいま、感じてる』

そんな風に静かに、彼らしく、秋を、これからを見つめているんじゃないかなと、改めて思った今日でした。

※皆様読んでくださってありがとうございます。
レッドスパーダだけで3部作も書いちゃってすいません(^_^;)
でも、これ以上書くとしんみりしちゃうので、更なる想いは秋に！
たくさんのお祝いのお言葉、本当にありがとうございました。