アイスたん。#4

静かに、この日がやってきたという感じでした。

毎年、中山牝馬は私にとってホエールキャプチャと挑む場所でした。

今年、彼女は阪神に目標を移し、特別な日ではなくなった気がした中山牝馬。だけど、ひとつ年下の芦毛の美女が、ここを門出にお嫁に行くと聞き、中山に駆けつけました。

彼女はもう、今日この日がどんな日か、わかっているようでした。

いつも以上に落ち着いていて、集中していて、意識されていることを意識している、そんな様子でした。

凛としていて、気高くて品があって…本当に美しい女性、そんな輝きを放っていました。

直線で神がかるように前がポッカリと拓いたときは、ラストランがヴィクトリーロードになったと、確信しました。

最後は藤沢先生を恨みたくなりましたが(^_^;)

アイスちゃん、貴女の走りの中で一番美しかった気がします。

三浦くん、最高のエスコートありがとう。

重賞勝ちにあと一歩だったなかで、こんなにも多くの男女に愛されていたコはそうそういません。

胸を張って、お嫁に行ってくださいね。

貴女の愛しい仔とターフで会えるのを楽しみにしています(*^^*)