67件のひとこと日記があります。
2012/01/30 09:29
スタホに甦らせたい名馬?サンキューに応え続けた乙女?
皆さんこんにちはミズホ厩舎です
先日、タホ友と並んでスタホをしていた時の事…
「あ、またあの馬が出ていますね」
モニターを見れば、レンタル馬リバティーハートが、微妙な人気を背負って、パドックを歩いていました
「かなりの連闘じゃねぇ…調子は悪いんじゃないかのぉ」
タホ友に答えながら、私は、リバティーハートの調子が、右肩下がりであるのを見て、どんよりとした想いを感じました
レンタル馬さながらの連闘を強いられながら、数々のレースを好走し、その果てに自らの命をターフに散らす事となった乙女がいました
今日の日記は、その乙女を主役にしたいと思います
彼女の名はサンエイサンキュー□
後に、競馬界だけでなく、マスコミをも巻き込んだ事件の、まさに渦中へと身を置く事になるとは、彼女自身が知る由もなかったのは当然ですね
だって…馬ですから
彼女が、私たち人間に対して投げかけたものは、まさに彼女の生き様そのものだったと思います
彼女が勝ちを収めた重賞は、札幌記念とクィーンステークス、そして現在は廃止になった、サファイアステークスの3つだけでした
それでも、たくさんの人に名前が記憶されているのであれば、初代ダビスタの恩恵かもしれませんね□
彼女が歩んだ軌跡は、まさにレースに次ぐレースサンキューのローテーションの中に、「休養」の文字はありませんでした
休む事が許されなかった苛酷な日々…私は自営業の経験もあるので、休みなく働き続ける事が、どんなものかは、身を以ってわかるつもりです
想像を絶する軌跡の中で、彼女は意外にも、G?の大舞台で好走します
2歳(当時数え歳表記で3歳)では、阪神JFの前身である、阪神3歳牝馬Sをニシノフラワーの2着に、明けて3歳のオークスでも、一度は先頭に並んだ走りを見せて2着に入るなど、連闘を重ねながら予想外の成績を残しました□
しかし…苛酷なローテーションによる体の酷使は、サンキューにツケをもたらします□
同世代の馬たちが休養に入る中、サンキューは休む事なく、舞台を古馬との闘いに移し、結果として札幌記念を制しましたが、その頃から調子に変調の兆しが見え始めました
そして、秋のクラシック戦線に入る頃には、厩務員や主戦騎手だった田原成貴さんにも、サンキューの調子がおかしい事に気づいていました
それでも馬主は、サンキューの連闘を止める事はなく、ついに田原さんがマスコミを通じて、サンキューの連闘を暗に批判する発言を始めます
これが、世に言う「サンエイサンキュー事件」の発端で、サンケイスポーツを巻き込んだ、一大事にまで発展しました
事件の渦中にいながら、それでもひたむきに走り続けた彼女
その力走が報われる事のないまま、有馬記念のレース中に発症した骨折により、やがてその軌跡に幕を閉じました
予後不良ほどの重傷でありながら、延命措置と4回に渡る手術を施されるも、心臓麻痺によって天に召されたサンキュー
彼女は最期まで、休む事を一度も許されませんでした
サンキューが、人間に対して何を想い、何を感じたのか…もちろん知る術もありません
連闘を強いられながら、ひたすら好走した彼女の姿を想う時、私は、サンキューが自分に携わる人間の、自分に対する感謝の気持ちに応え続けようとして、走っていたように想いました
それは、彼女が授かった「サンキュー」の名前を想えばこそです□
私の言葉は、競馬やサラブレッドに対して美化し過ぎだ、と思われるかもしれません
でも、サンキューの軌跡は、人間が引き起こした悲劇です彼女の死に対して、美化と言われようとも、美しさを添えようと想う気持ちは、彼女への、せめてもの償いだと思っています
もし、スタホにサンエイサンキューが甦るなら、レンタル馬であってほしい□
彼女を厩舎に迎えた時、期限を目一杯使って、ゆったりとレースに出してあげたい□勝ち負けなんか気にせずに、彼女の想うままに走らせたい
私がサンキューを通じて記したかった事は、苛酷なローテーションを強いる馬主や、連闘を重ねるサテの人への批判ではありません
競馬はビジネスですスタホはゲームですが、メダルに対してお金が関わっており、構図は似ています
当事者にしかわからない事情、資金難の問題や、メダルの枯渇など、様々な問題があると思います
現に、サンキューの馬主は資金難に陥っていたという話もありましたサンキューに賞金を望んでいたんだと思います
競馬を生業としている馬主…メダルのためにレンタル馬に望みを託すユーザー…それに対して、第三者が踏み込める権利がないのは当然で、私も批判する気はありません感情論は、結局、無責任な批判でしかありません
ただ、自分のために走ってくれる愛馬に、感謝の気持ちだけは忘れず持っていてほしい□そう願っています
たとえ…それがゲームであっても
休む暇もなかったサンエイサンキュー…
天国では、のんびりとあくびをしながら過ごしていて欲しいな□
-
りょうへいさん
>>ガチャさん
こんばんは
スタホ3に、まさか本当にサンキューが甦るとは□ちょっとビックリしました□
ガチャさん□3戦目でサヨナラになってもいいんですサンキューが、無事に牧場へ帰って行けたなら
でも…メダルは返ってきませんね -
ガチャさん
こんばんは
スタホ3のレジェンドモードで、何を借りようかとカタログを見ていたら、サンエイサンキューが
こ、こ、こいつはまさにりょうへいさんの日記に記されていた馬ではありませんか
早速この仔でチャレンジだ
そして完走してメダルゲットしてサンキューって言うんだぜ?
言うんだ………
言う………
3戦目でサヨウナラ(;_;)/~~~
スタホはそんなに甘くない(涙) -
りょうへいさん
>>ふ?さん
こんばんは
サンキューの軌跡は、競馬を語る上で、必ず記さなければならない悲劇だと思います
美化と言われようとも、それは人間が競走馬に出来る償いだと信じています
ブエナは、有馬に出ると聞いた時点で、ガチの勝負はしないと思いました□
ライスの事が頭を過ぎりましたが、園田の星、岩田くんが一番わかっていたかもです
それ以上は、何も言いますまい□ブエナは、無事に走りきってお母さんになれたので、それでいいんです□
アバターは、厩舎でのんびり過ごすシービーですよ絵が小さいから、わかりにくいですね
恐らく、ふ?さんも読まれたであろうブロックから拝借したシービーの写真でした
そこから、ふ?さんが見つけた、シービーの菊花賞の写真を発見ということで、今はその写真にしました□ -
りょうへいさん
>>コタチャンさん
こんばんはコメントでいつも褒めて頂いて、何だか照れますね□
競馬の世界に、今までたくさんのドラマがあるように、その陰で同じようなたくさんの悲劇があった事も事実です
実績があれば、日の目を見られますが、活躍出来なければ、人々には知られないままで、歴史に埋もれてしまうのは、当然とはいえ、悲しすぎます
競馬やスタホを愛する者であれば、少しでも現実を知ってもらえればと記しました
田原さん…彼は天才にして奇才です同じ中国地方の島根が生んだ天才ジョッキーなのに…なんであんな事に
残念過ぎてなりません -
連闘ですみませんm(_ _)m
プロフの写真はオグリ君?
いいなぁ
私もプロフにお馬さんの写真貼りたい
また挑戦します -
こんばんは
ホクトベガの次はきっとサンキューだと思ってました
私もりょうへいさんと同じく競馬を美化しすぎだと思ってます
でも競馬はロマンなんです
色んな物語があります
そして人間が作った芸術 美しいサラブレッド
その姿に魅せられて彼らの物語に自分を重ねる
今の私にはお馬さんの走る姿に勇気貰ってないとダメかもです
牝馬が大きいレースで男馬と走る時、いつもサンキューの事を思い出します今ではサンキューのような馬主は居ないようだからきっと大丈夫
そう思いながらレースを見ます
去年の有馬記念のブエナビスタがそうでした
もしあんな事になったらどうしよう?
いやいや天下のシャダイファームだ
絶対にない
無事に走り終えて良かったと思いました
これでお母さんになれる
負けたけどもう走らなくていいんだよ
そんな言葉を心の中で言いました
美化しすぎですね
お互いに
ゲームの中のお馬さんも大好きなんです
弱いけど(笑)
でもゲームだから引退しても馬肉にされない、これは救いです -
コタチャンさん
こんばんは?(^O^)/今日も感動的な日記ですね?今の牝馬は調教が良くなって来たのか牡馬とのレースで優勝するようになりましたよね?でも昔の牝馬はあまり牡馬との戦いはあまりしませんでした…牝馬クラシックにエリザベス女王杯が大目標ですよね連闘はあんまり好きではないです…まぁ意味のある連闘は別ですが…サンキューの場合は…あまり良くはわかりません…連闘する意味を…だから田原さんは正解の行動ですよね!馬に乗れなくなる事を覚悟で…馬の事を優先する…当たり前ですが言えるの騎手だけ…調教師はもしかしたら2歳馬や良い馬が入らないかもしれない…でも騎手は乗れなくなるだけで他の馬主さんから依頼があれば乗れるのでそんなデメリットはありません…田原さんの行動は正しかった!馬は大事に扱いましょう!スタホもね(^O^)/