そのじゅう：配合相手を選ぶということ

そのじゅう：配合相手を選ぶということ

さて、インターグリオーというセントサイモン系の牝馬である
第弐アストニシメントに何を配合すればいいいのか？

20世紀前半大流行のセントサイモンの近親配合を施すより、いわ
ゆるラインブリード（牝系の血筋のクロス）を狙う格好の種牡馬が来日。
1912年陸軍場政局輸入のガロンである。
（2万4000円なり、インターグリオーは1万円だったことを考えると超高額！）
あのアイソノミーを祖父に持ち、母方はセントサイモン系となりゃ小岩井飛びつく！
これにて、1923年生まれの競争名アスベル（繁殖名オーグメント）と繋がった。このお姉ちゃん、強い強い。通算12勝をあげ、帝室御賞典も含まれる。連合二哩もゲット。

血統表は「オーグメント」で見てね。
アイソノミーのクロスが見事に生かされている。

小岩井の次なる戦略は
自家輸入種牡馬の選定となった。
果たしてどんな系統を導入するのか？

さあ、次回こそあの大種牡馬の登場だ。