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2014/01/18 20:48

菜の花賞予想的中に関連して

1889年にシニョリーナが9連勝して名を挙げたジニストレーリは彼女が繁殖に上がって不受胎を続けても決して彼女を手放そうとしなかった。寝室を彼女の馬房の隣にし、昼でも夜でも彼女を見れるようにした。
1904年にジニストレーリはシニョリーナとサイリーン(大種牡馬)と交配させようとするが、どうしても権利を得ることが出来なかった。彼は、放牧地でシニョリーナといつも挨拶を交わしている牡馬のことを思い出す。シャルールは凡庸な種馬だが、「ふたりは恋をしている」と判断したジニストレーリは放牧状態でふたりの交配を試みる。翌年生まれたシニョリネッタは初勝利まで6戦を要し、とてもクラシックを勝てるとは思えない成績だった。
それでも彼はエプソムでこう言った。「さあ、この可愛いのでダービーとオークスの2冠だ」だれもが笑った。ダービーでは18頭中最低人気。しかし、彼女の調子は生涯最高だった。外を回って先頭でゴール。それが、シニョリネッタと気付いた観衆はざわめいたが、ジニストレーリが彼女を引いてくると、大きな歓声で祝福した。
2日後のオークスも制した彼女は本当に2冠を達成し、シャルールシニョリーナの恋は「放牧地の恋」と伝説となった。

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