メモリアルダービー

アイネスフウジン
スピードと強心臓を持つ黒い疾風のごときこの馬が先頭でゴールを駆け抜けた。
しばらくの喧騒の後、正面スタンドからどこからともなく沸き起こった。
ナ・カ・ノ　コール
このとき日本の競馬は変わった。そうライブになったんだ。
エポックメイキングなできごとだった。

後にデットーリがＪＣをシングスピールで征したとき、興奮して「日本の競馬はライブみたいだ」と言ったそうな。それからの彼のＪＣでの張り切りはご存知かと。

当時、中央競馬は完全な西高東低、関東でＧ１勝ちまくる関西馬。なぜかダービーだけは関東馬が連勝していた。関東のファンにとっては最後の砦だった。一躍、中野騎手はヒーローになった。

ただ西高東低には理由があった。設備や広さで劣る栗東は、なんとか強い馬を送り出したい。勝たせたい。という熱い思いで坂路コースやウッドチップ、プール調教などを取り入れていったホースマンの叡智と努力の賜物だった。結果として、関西にいい馬が集まるようになったんだね。今は美穂にも坂路あるよね。切磋琢磨だね。

若手と乗り代わりが勝てないダービー
これは、やっぱりオジサンジョッキーの執念の賜物だろうね。絶対この馬渡さないぞって。

さぁ今年はどうなるだろね。
俺と誕生日が同じサウンズオブアース、トゥザワールド応援してます。
紅一点のレッドリヴェール
アンチディープな俺はハーツ産駒、ワンアンドオンリー