1999年世紀末東京大賞典1

1999年12月ノストラダムスの大予言恐怖の大王が空から降ってくる。20才の私は、本気で信じていた。地球滅亡までの一週間をスペシャルなウィークにしようと単勝に全財産30万一点勝負!!4cm差で惜敗!人生そんなにうまく行かない。4cmでも1cmでも負けは負け。だから私は残念有馬に挑む。
残念有馬こと本当に地球最後のGI東京大賞典やっ！！！！

東京大賞典出走馬確定の新聞の文字。
確かに体に電気が走った!

2万3千円こんな、はした金もっててもしかたない。大井で人生を終えよう。なんで気づかなかった。まだ俺は負けてない。勝負の途中だ！出走表を見てみる。印が集まっているのは、
地方所属馬初の中央GIを勝った
岩手のメイセイオペラ

地元大井の帝王的場文男の快速逃馬
ゴールドヘッド

中央から参戦牝馬横山典弘と
ファストフレンド

中央から4連勝中の
ワールドクリーク

中央からダート交流を渡り歩く
オースミジェット

前走イナリコンコルドを破った
マキバスナイパー

アブクマポーロと接戦を重ねてきた船橋
サプライズパワー

などなどさすが地方の一年を締めくくる東京大賞典。メンバーみただけでワクワクがとまらない！！
どうしよう。悩む。いいだろう。伊達に一年間遊んで暮らしてきたわけではない。真面目に遊んできたつもりだ。競馬には毎回全力で取り組んできた。そこいらのプ一太郎とは違う。パチンコはしないし、タバコもすわない、女もいない、遊ぶためにいろんなバイトしてそれを全力投資。真面目だ。俺は違うし、自信がある。一応サラブレットにたづさわってたし。
まぁいい12月29日あと2日。俺の知識丶浅い経験丶自信すべて出し尽くしてやる。まってろ大井町！

地球滅亡まであと4日
つづく