競輪
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2017/07/15 17:33
祐一２０００勝か！！ 福永祐一騎手
祐一２０００勝か！！
福永祐一騎手２０００勝おめでとうございます。
うーん、２０００も勝ってしまったのか！
すごい！
みんながどれだけ悪口言っても、なかなか２０００勝はできませんよ。
おそらく北橋先生に「お弟子さん、２０００勝ですよ、すごいですね。」
というと、
「特にうまいと感じることもない。周囲の関係者のおかげだ！」
とでも言うでしょう。
リーディングジョッキーになったときも
「おめでとうございます。お弟子さんもとうとうリーディングジョッキーに
なりましたね。」
といったら、
「別に一番うまいわけじゃない。内田のほうがうまい。」
と返してくれました。笑
これも本人のたゆまぬ努力と師匠の努力のおかげだなあ。笑
福永騎手の師匠は、口は厳しいけれども本当は優しい人です。
今でも中京でのデビュー戦の日のことをよく覚えています。
出馬表を見て、すぐに気がつきました。
「あっ、デビュー戦で勝たせるつもりだ」と。
その日の夜北橋調教師と瀬戸口調教師と福永騎手のお母様と
妹さんと夕食をご一緒しました。
そのときに、
「先生、一つ目も二つ目も単勝でとりました。
ありがとうございます。」
と言うと、
「なんで２つとも勝つと思ったんだ？」と言うので、
「だって勝てる馬を並べたでしょ。
１つ目は本当は勝てる馬を。２つ目は絶対に勝てる馬を。
どうせ騎手には、２つ目の馬のために１つ目の馬でゆっくりコースを
観察して来い。とか言って楽に勝たせて、ひとつ勝って落ち着いて
２つ目に乗れば、楽勝でしょう。そんな計画じゃないですか。」
というと、
「お前は、よく見てるなあ。馬とは関係ないところばかり。」
と笑って答えてくれましたのを覚えています。
それから私は普段お酒を飲みません。
それが北橋調教師からすると気に入らない点だったんですが、
この日は、
「やめとくか？」と尋ねられ、
「いや今日はお祝いですから、いきます。」
で、いっぱい飲むと、
「もうやめておくか？」
「いや今日は特別なんで、もういっぱいいきます。」
そんな感じでした。
※ちなみにこれは北橋先生の得意な罠です。
本当は、「飲む」以外の回答を求めてはいません。
福永騎手は、数々のこの手の罠を回避してきたのは
間違いないです。笑
例.夜北橋調教師と福永騎手が飲みに行くと、
「祐一、もうちょっと行くか？」
「いえ、僕は明日の調教があるので、帰ります。失礼します。」
こういう感じです。これで飲みにいくと言ったら、
ど叱られるの間違いないです。笑
閑話休題
というように、騎手心理を考えて、下手糞な祐一でも勝てるように
馬を準備してくれる人でした。もちろん、福永騎手もそれをよく理解
しているはずです。
さらに北橋調教師は、鹿児島グループの親分で、元騎手会長、
元調教師会長で、北橋先生が頭を下げて、
「祐一を宜しくお願いします。」と言われれば、
みんな乗せざるを得ない。
さらに祐一のお父さんに恩義を感じている人もまだまだたくさん
いらっしゃいました。
というように、本人の実力とは無関係に良い馬がまわってきたはず
です。
ただし、その後ずっと良い馬の騎乗がまわってくるのは本人の努力
です。馬主への挨拶、調教師、厩務員、助手との人間関係など
大切なことを師匠に教わったとおりしっかりやっていったのだと思います
。
※うちぐらいじゃないですかねえ。お中元やお歳暮をもらって
一度も騎乗を頼まなかったのは。笑
