角居先生のコラムを読んで　今週

角居先生のコラムを読んで

　今週は、ホルモン剤注射について書かれていました。本当にこの先生は正直
にいろんなことを書いていますね。このコラム大好きです。

　ホルモン剤注射についても日本の競馬では誰でも知っているのに、競馬
ファンには知られていないのか興味がないのか話題にならない、ある意味
アンタッチャブルな領域のように感じていました。

　ラシックスを禁止にしたら、アメリカ馬がジャパンカップに来ないぞ、なんて話も
ありましたが、確かに最近アメリカ馬は来ないですねえ。まあ、最近こない理由
はラシックスとは関係ないと思いますが。笑

　ラシックスを禁止にすると聞いたときに、某厩務員に聞きました。
「大丈夫？問題ない？」って。

そしたら、笑いながら
「兄ちゃんラシックスって何の薬か知っているか？」
「利尿剤って聞いたけど。」
「そう利尿剤なの。ホルモン剤は禁止になっていなくて、それを検査前に
流してしまう利尿剤のほうを禁止にしても何も変わらないよ。」

って教えてくれました。当時のJRAのルールはこんなんでした。
今は違いますよ。

信憑性はわからないし、データがあるわけでもないです。
ただ関係者の間では２０年ぐらい前までは普通に言われていました。
名牝の子は名馬に成らずって。

最近は明らかに異なるような気がします。
ただ、名牝の子以上に孫で爆発しているような気もしますが。
どちらにしろ長い間の関係者、特に牧場関係者の努力によるところが
大きいように思います。

ちなみに昔でも北橋厩舎は一切その手の注射を使わせませんでした。
というか、ビタミン剤の投与すらダメだって言われました。
北橋先生は辛口ですが、長い目で見て馬のことを考えていたのかも
しれません。

名騎手の子、名騎手成らずをながーーーーい努力の結果、
今日覆したばかりですしね。
※武家はもっと早くに名騎手の子、親父を超えるでしたけどね。笑

この日記を書いている最中にダービーの結果を知って
北橋厩舎の話を思い出しました。

まあ、逆に言うと、量はともかくたいていの厩舎ではホルモン剤を投与していた
ってことなんですね。

これからも角居先生のコラムに注目したいです。