1372件のひとこと日記があります。
2012/12/20 01:49
火曜日のコラムを見て、考えた。 私は中
火曜日のコラムを見て、考えた。
私は中国に住んでいます。だから、日本にいた頃とは
比較にならないほど、情報が少ないです。
おかげで調教から判断することが多くなりました。
(パドックも見られないので)
で、火曜日のコラムで、先週の反省をしているのですが
ラッキーナインの弟、ティーハーフでしたか、あれに
ついて調教も良かったし・・・とありました。
そうか、いろいろな見方がやはりあるなあと感心しました。私の見立てでは、まあ普通。悪くもないし、特別良いと思うほどでもない。
そんな評価でした。
でも、レースを見ると、なかなか見どころありで
来年以降がちょっと楽しみになるレースでした。
さらに、ジェンティルドンナのジャパンカップでも
秋一番の出来だったと書いていました。
実は、ジャパンカップのパドックを見て、
私もジェンティルドンナはすっきり仕上げて
秋一番どころか今年一番の出来だと思いました。
が、TVの解説者はみんな(かどうかは定かではないが)良いことは言いませんでした。私としては
なんで?という感じがしました。でも、ここで
同志を見つけたような気がしました。もちろん
私なんかよりはるかに見る目のある方なのでしょう。
でも、なんかとてもうれしかったです。
ついでに言わせてもらうと、ジェンティルドンナの
ようなケース、これは馬体重から判断したように思います。馬体ではなく体重からです。これって関係者としては非常に情けない話のように思います。もちろん細江純子に馬を見る力があるなんて思ったこともないですが、他の解説者も歯切れの悪いコメントでした。
今更ながら境勝太郎元調教師の素晴らしさがわかります。(北橋元調教師の前では言いにくいけれど。(笑)
ちなみにパドックのジェンティルドンナをみて、
はっきり勝ちに来たと確信しました。また、ジャパンカップに全てを賭けていて、有馬記念はまったく考えていないということが伝わってきました。
うちの師匠からの受け売りですが、ああいう形でいっぱいに仕上げると、そのレースではいっぱいの競馬ができます。でも、その後は放牧に出さざるを得ないはずです。例としては、ライスシャワーがそうです。一度目に春天皇賞に勝ったときもいっぱいに仕上げてきた。あのときパドックで、うちの師匠は「勝てるかどうかは知らないけれど、関係者はいっぱいに仕上げてきた。お釣りなしで、春シーズンはこれで終わり。使ったら故障するぞ。」と言っていました。実際、勝って放牧に行ったはずで、宝塚記念に見向きもしなかったはずです。
、二度目もいっぱいに仕上げてきた。でも、その後宝塚記念に使った。あのとき、私はかなり心配しました。「使えるのか?」と結果はご存知のとおり、悪い方の予感があたってしまいました。もちろん関係者には関係者なりの考えがあって、部外者の私にはわからないことがたくさんあったのだと思います。
同様でもないですが、メジロマックィーンが京都大賞典を勝ったときに、こんなことがありました。
うちの師匠がパドックをみて、「よっちゃん、メジロマックィーン負けるぞ」、「えっ、なんで?もう馬券12万円も買っちゃいまいしたよ。」
で、結果は2分22秒2で圧勝のレコード勝ちでした。で、うちの師匠「おかしいなあ。故障すると思ったのに。赤恥だな。」と言っていました。で、レース後メジロマックィーンは故障発生でした。いっぱいに仕上げると、そのあとの反動は大きいように思います。
そういう意味では、ジェンティルドンナは欧州遠征後のオルフェーヴルならいっぱいに仕上げれば勝てると考えて仕上げたのだと思います。そして、勝ったからと言って、おかしな考えにはしらず、放牧に行きました。見事です。