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2013/07/09 16:00
時代のへ
時代の変化をひしひしと感じる
すでに春シーズンを終了し、日本は夏競馬。
香港は来週で競馬終了。
でも暇つぶしに記事を見ていると、
セレクトでの金額が細かく書いてあった。
20年ほど前なんてほとんどの人がセリの値段なんて
興味を持っていなかった。もちろん興味を持つ人が
増えたのはいいことです。
なぜかというと、昔は庭先取引中心で、良い馬は
セリに出てこないというのが通例だったからです。
もちろん人間の期待とはウラハラに走った馬も
数多くいましたよ。
でも、実績のない人には買うチャンスすらもらえない
世界でした。
例えば、うちの場合で言うと、
中央の馬主資格がない。 → 論外
中央の調教師ではない。 → 売らない
有名調教師への預託しない。 → 高い。
というような状況でした。他の人は違うかもしれません。
これは、高い金払うから売ってくれと言っても
売ってもらえませんでした。
牧場曰く「○○調教師が見てからだったら」とか
「○○さんがいらないと言ったら」
みたいな話ばかりで、どんないい馬見つけようが
買えなかった。
ちなみに、うちの師匠(馬選んでくる人)は
事前に当時1万頭近く生まれてくる競走馬のうち
2000頭近くは調べていました。
でも、買えない。
見せてもくれないこともありました。
師匠は種付けからして、出産を予想して牧場を
回る予定を立てていました。
ちなみに調教師の先生は、電話が掛かってくる
ので、それから来週行くと言えばOKです。
でも、これは仕方ないです。
というわけで、セリが繁盛するのはいいことでしょう。
公平ですから。
掲示板で調教師や騎手に文句ばかり言っている人
(昔は俺もか)
は、自分でセリ落としましょう。
権利とリスクは表裏一体です。
で、ずれました。戻ります。
時代が変わったと思うのは、簡単に1億円を突破
することです。
もちろんハギノカムイオーの金額は、実質では
いまだ最高額のような気がします。
でも、私たちの世代(イクノディクタス)で
もっとも高かった牝馬はダイイチルビーです。
彼女が1億円と言われていました。
数人の調教師から聞いたので、1億前後の値段なの
だと思います。
で、彼女は美しく、そして速かった。
ちょっと体質弱かったけれど。
うちのは、美しくもないし、速くもなかったけれど
体質は信じられないほど強かったし、関係者の
努力はきっとダイイチルビーの関係者よりうえだった
と私は信じています。だってうちは訓練で才能を
開花させたのだから。
で、かるーく1億超えの馬たち。
このうち何頭が元金が返ってくるのだろうか?
とちょっと考えてしまいました。
もちろん買った方々は、そんな1億や2億なんて
小銭は気にしないという太っ腹な方々なので
問題ないのですが、貧乏人の私はついそんな
心配をしてしまいます。
で、私が言いたいのは、セリで最高値段や
億超えばかりではなく、購買平均や売れなかった
馬の比率はどうなのかということです。
売れているのが、特定の血統ばかりだと先行き不安
です。さらに繁殖は社台グループの思うままと
いうことになります。
ただ誤解のないように!
社台グループが一番努力してきたから現状の結果が
あると私は思っています。やはり文句言うよりも
行動した人が賞賛されるべきだと思います。
ファンは、勝手に種牡馬になったら・・・と
夢のような話を語りますが、そうなった例は
非常に稀だと思います。ディープの子なら全部
走るというわけでもないし、怪我をして能力を
発揮できないかもしれません。
一頭、一頭の馬に過大な期待をして、関係者を
罵るのはやめて欲しいと思う今日この頃です。(笑)
走るのは馬です。
それにしても高いですよね、日本の馬って。
如何お考えですか。
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ソーニさんがいいね!と言っています。