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2014/04/08 20:52
大阪杯 つづき
乗り方についての私の見方について書く。
多くの方が、馬の位置取りについてけちをつけている。スローなのだから前で・・・
というのが大方の考え方のようだ。そうだろうか?
確かに一般的に言えば、その通りで、スローの場合前で競馬することのほうが有利であることが多い。
実は、私は昔同じようなことを言って、関係者によくたしなめられた。
数字が示す真実もある。が、馬も人もレースも生き物である。数字だけが正しいわけではない。
ということだ。
仮にスローなら前々で競馬しなければ、勝てないというのならば、
欧州の競馬では、ほとんど前々決着となりはしませんか。ところが、欧州の競馬では、スローで流れているのに、前に行きたがらない有力馬が多数存在する。
そのためにわざわざラビットをだしている有力馬主をみかけませんか。
有利であることは認めます、が、それは絶対ではないでしょう。それ以上に大切なことはその馬のペースで行くことだと私は考えます。
例えば、引退したエイシンフラッシュはスローが得意な差し馬ではなかったですか。
次に、その馬のペースを捨てて、特定の馬に先着するために位置取りをするケースもありえます。例えば、ライスシャワーがそうではないでしょうか。ですが、たいした理由もなくただ前で競馬すれば、勝っていたというのはあまりにもひどい見方ではないでしょうか。
第一、エピファネイアの板で菊花賞前に前々での競馬を予想していた人は私以外皆無でした。
枠順、メンバー、馬場から考えると、2、3番手の競馬をするかもしれないと私は予想しました。
(お疑いの方は、エピファネイアの板でお探しください。)
そのときも意味のない福永叩きで、福永騎手は「折り合い」と言っているのに、勝手に後方に下げるイメージの方が大多数でした。極端なことを言えば、一番先頭で折り合いをつけてもいいのです、それは馬次第、枠順、メンバー、展開次第でしょう。
私のエピファネイアのイメージは、折り合いがつきさえすれば、内でも外でも、前々での競馬でも追い込みの競馬でもできる馬だと考えています。つまり、批判している多くの方々のように前々にこだわる必要はまったくないと考えています。体調が良くて、折り合いがつけば、どの位置からでもそれなりに伸びる馬だと考えています。もちろん位置取りによって、伸び方は変わります。
しかし、それは展開とメンバー次第で変えざるを得ないし、変えることができる馬だと思います。さらに今回のように8頭立てなら、別にどこでもいいのかなあと正直思います。
一方、キズナはというと、こちらは折り合いの心配がない。だから、ゲートを出て、流れに乗って末脚を生かすという競馬をしているだけで、別に追い込みをしたいとか、最後方からの競馬を意図しているわけではないと思います。末脚を生かすために脚をためると、ああなっているだけでしょう。
それにしてもパワー型になってしまった心配をしていましたが、今の阪神で33秒台の脚を使えるならばとりあえず天皇賞でも心配ないような気がします。もちろん天皇賞の展開次第で乗り方は変えざるを得ないかもしれません。例えば、ウィンバリアシオンがまくっていく競馬をすれば、当然それに対応しなければ勝てないかもしれません。まあ天皇賞の結果はおいておいて、うまくいった前哨戦だったのではない
でしょうか。
話を戻します。
エピファネイアがもっと早く仕掛けたら・・・というのも一理ありますが、その分しまいの切れはなくなるはずです。
つまり今回に関して言えば、残念ですが、キズナには勝てなかったと私は推測します。
そう思う理由は、トウカイすら交わせなかったことです。
年間5勝や10勝の騎手ではないですから、キズナ以外なら確実に差せると思って
仕掛けているはずです。それなのに現実にはトウカイに届きもしなかった。
この事実が福永騎手の持っているエピファネイアの実力と大阪杯出走したエピファネイアの
違いなのだと思います。では、なぜ違いがあったのか?
その原因は、正直わかりません。調教量の不足かもしれません。しかし、もし調教量の不足なら、
脚元に不安があるのかと、さらに深刻な不安をかきたてます。
まあ心配するときりがないです。
大阪杯の敗戦は、残念で仕方ないですが、大阪杯はあくまで叩き台、香港での劇走というか普通の走りが楽しみです。
普通に走れば、今私の頭に浮かんでいるメンバーには勝てるはずです。
他の人がどう考えようとも、私はエピファネイアという馬に期待しているし、鞍上の福永騎手を応援したいと考えています。
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