競輪
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2014/05/06 22:33
正直言ってキズナが負けるとは、ほとんど
正直言ってキズナが負けるとは、ほとんど考えていなかった。
もちろん予想で言ったとおり10回のうち1回あるいは2回は負ける可能性はあるとは考えた。だが、そうはいっても何のアクシデントも不利もなく、騎手のミスもなく、極端な展開の不利もなく負けるとは思わなかった。
体調面からみると、パドックを見ても（もちろん非常に短時間ではあるが）問題なさそうだし、レース中になにか不利を受けたり、トラブルがあったようにも見えない。
先週のエピファネイアもそうだったが、4コーナーで勝つだろうなあと思って、VTRを見ていた。正直日曜日はチャンピオンズマイルのことばかり考えていて、天皇賞はキズナは勝つ、問題は私の馬券が当たるかどうかだけと考えていた。
原因はわからない。が、私が考える問題点は以下のとおりだ。
�。乾魁璽福爾琉銘崋茲蠅�らすると、さらにペースからすると、私の予想したキズナの上がり時計は33秒前後だ。それが34秒もかかっている。
�∈埜紊虜埜紊砲曚�の馬に差されている。
この2点だ。
�‐紊�りは最速タイの34秒０だと考える人もいるだろうが、キズナがほかの馬と最速タイというのではいつものパフォーマンスだったとは考えにくい。前走33秒９だったかな、馬場の差を考えると、今回の34秒は、ずいぶんと上がりがかかってしまったという印象がある。今のキズナに向いているのは高速京都ではなく力の必要な阪神だということはレース前からわかっていた、それでも不満だ。
��キズナが他馬に差されたのは今回が初ではないだろうか。
外国馬ならともかく今の国内の馬に差されるのは本意ではないだろう。が、まちがいなくやられた。
では、なぜそうなったのか？
�〃貪�的なスタミナの欠如
これは実のところ一番認めたくないもの。だが、この可能性が一番高い。現状のキズナで対応不可というのならば、残念なことに一般的なディープインパクト産駒は対応不可ということだ。もちろん将来出るだろうディープインパクトのような特別なディープインパクト産駒はこれを能力でクリアしていくだろう。が、一般的な（三冠馬とかではなく普通のダービーに勝つ程度の産駒という意味）産駒では無理と考えたほうがいいのかもしれない。馬券の役に立つので、おそらく私はこの考えを忘れない。
サンデーサイレンス産駒のなかでディープインパクトは特別な一頭、たった一頭だと 私は考えている。だから、ディープインパクト自身は距離適正とは関係なく、能力の 差で菊花賞も天皇賞春もあっさり勝ってしまったと私は考えている。
��以前から心配していたパワー型へと舵を切ったこと。
パワー型でないと凱旋門賞では勝てないと、関係者が考えたとしたら・・・ 昨秋からパワー型へと転換を図ったとしたら・・・結果とても立派な馬体になった。
結果、東京や京都の高速馬場への適応力が落ちた。
この考えは、関係者に聞いたわけでもなく、獣医が言ったわけでもなく、科学的な根拠があるわけでもない。ただ私が勝手にそう考えているだけだ。そう考えたのは、大阪杯の一週前調教を見たときに思った。
理由はこうだ。あまりに筋肉がついてパワーがついた走りになっていた。 何を持ってあまりに・・・と思ったかというと、素人の私が見ても一目瞭然だったからだ。 私が見ても気がつくということは、極端に変わっていたということです。
で、一般論で言えば、これは良いこと。
しかし、パワー優先の馬場が得意な馬と軽くてスピード優先の馬場が得意な馬は 明らかに異なる。京都コースは凱旋門賞とは真逆のコース設定だと思う。で、ちょっと心配したが、阪神で33秒台で上がって見せた。で、安心した。 「阪神で33秒台で上がれるなら、状況が同じ程度なら京都なら32秒台で上がれる」と。しかし、結果はご存知のとおり上がり34秒０がいっぱいで、しかも最後は交わされている。つまりこの日に限って言えば、力を出し切った上で負けている。私の見込み違いだったわけだ。
凱旋門賞とジャパンカップの両方を勝った馬はいまだいない。
その理由はいろいろあるだろうけれども、馬場の違いは大きいと思う。 ジャパンカップに勝てるような馬は、凱旋門賞の馬場を得意とはせず、 凱旋門賞に勝てるような馬は、東京のジャパンカップの馬場を得意とはしない。 こういうことではないだろうかと疑っている。
ということで、もしかすると血統的なスタミナ不足ではなく、凱旋門賞を見据えた 地道なトレーニングがかえって仇となったのかもしれない。
うーん、どう考えたって正解にはたどり着けないことは重々承知している。が、キズナやエピファネイアの敗戦には馬券やられた痛みとは違う痛みがある。
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