菊花賞を振り返る 　今回も予想がかす

菊花賞を振り返る

　今回も予想がかすりもしませんでした。
まず勝ち馬トーホウジャッカルと2着馬の騎手は終始内内のいいところを通って積極的なスパート、非の打ち所のない乗り方だったように思います。正直内枠の馬にあれだけ上手に乗られると、かなり力差がないと外枠の馬にはチャンスがない。そういう意味で言えば、横山騎手の乗り方は悪いわけではないけれども、工夫がなかったように思う。さらにいえば、私期待のゴールドアクターは予定通り切れなかった。だからこそ、騎手の積極的な騎乗が必要だったのだが、騎手は勝ちにいくよりも着ねらいにいってしまったようだ。一流どころと異なり、乗り替わりのない乗り方をしてしまっているように思います。もう一頭の期待馬サトノアラジンは折り合えていたのかどうかが確認できなかったのだが、思い切って後方に下げてでも内側を通ったのは浜中騎手の勝負度胸のよさのように感じました。

　勝負とは別に、スーパーレコードという記事を見るのだが、本当にそうだろうか？
もともと早く、先行馬が止まらない馬場なので、あのぐらいの時計は想定内だと思う。また、6着までが3分2秒を切っているのをみると、別にあのぐらい・・・と私は考えている。
今週は毎度お決まりのエピファネイアを応援するのだが、昨年エピファネイアが勝った時も時計と着差で褒め称えた人々がいたが、そのときの同期は有馬記念でオルフェーブルにいやというほど力の差を見せつけられました。今年のトーホウジャッカルたちの評価が決まるのは古馬との戦い後になると思います。ただ、トーホウジャッカルの成長力には驚かされました。これには素直に脱帽です。