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2017/12/08 19:57
ちょっと真面目にこんな番組を振り返ってみた。
NHKスペシャル「ディープインパクト〜無敗の3冠馬はこうして生まれた〜」によれば、ディープインパクトはその柔軟性から『後ろ脚を平均的なサラブレッドより前、重心の真下に着く事が出来る。』
よって、無駄無く強力な推進力を得られ、蹄鉄の減り・脚元への負担が少ないと結論付けている。更にこの事から、大飛びで有りながら滑る馬場や重馬場適性も高いと言った、一見、相反する要素を兼備えた類い稀な馬である。
『心肺機能』がほかの馬より優れているのも強さの一つと考えられている。まず、心拍数が最大になったときの血液のスピードを「VHRmax」(単位はm/s・メートル毎秒)、ゴール直後から心拍数が100を切るまでの時間を「HR100」といい、前者は持久力を、後者は回復力を示すものである(前者は数値が大きければ大きいほど、後者は数値が少なければ少ないほどよい)。3歳以上の馬のVHRmaxの平均は14.6であるのに対し、ディープインパクトはデビューの時点で16.3を示した。HR100も一般的な3歳馬は10分以上かかるが、皐月賞のときにディープインパクトが記録したのは2分42秒であった。
走り方も無駄がなく効率的なものとなっている。JRA競走馬総合研究所が菊花賞のディープインパクトの走りを調査したところによると、武豊の「走っていると言うより飛んでいる感じ」という言葉に反して、ディープインパクトは4本の脚がすべて地面についていない時(エアボーン)の時間がほかの馬の平均である0.134秒よりも短く、0.124秒だった。
しかし、その間の移動距離は長く、ほかの馬の『平均が2.43メートル』であるのに対し、ディープインパクトは『2.63メートル』だった。同研究所は、『飛ぶ』ことによって馬体の上下動に余計な力を使ってしまい、そのうえ前へ進む力も継ぎ足せなくなるため、『エアボーン』の時間が短いことは速く走るためのメリットだと説明している。また、2本の脚が同時に地面に着いている時間が少ないことも明らかになった。
この脚と脚が同時に着いている時間が短いという特徴はアメリカの三冠馬セクレタリアトにも見られることから、速く走る馬の特徴なのではないかと同研究所の高橋敏之は推測した。
さらに同研究所は、走るときに『後肢を大きく前方へ振り出している』こと(それによって後肢を後方に引き戻す速度が上がり、着地するときの制御力も小さくなる)などをディープインパクトの効率的な走りの特徴として挙げている。
同研究所は、ディープインパクトの走りには「強いウマ、速いウマの走りのテクニックが凝縮されて」おり、「空を飛んでいる」と武豊が言ったのは、ディープインパクトが馬体の上下動を抑えて重心を低くしたスムーズな走行をしているからだと研究結果をまとめている。
ディープインパクト産駒に当てはまるのかちょっと真面目に勉強してみた。
ちなみに・・・写真を撮っているときに誰かに見られるとはずかしいので手早く撮りました。
ランチ? 食べてへばりましたが53歳、見事完食しました。
晩御飯はリンゴです。