愛馬レッドブラッサム、引退です…。(TT)

先週のレッドルシアン転厩から、1週間も経たない内に、さらにショックなデビュー有りました。

愛馬レッドブラッサム、引退です。

日曜日の新潟での12着が、ラストランとなりました。

この日は、東京でレッドゲルニカも走るというので、ゲルニカの応援に出掛けたところでした。

ブラッサムのレースは、パドック裏の日本庭園のモニターで見ていました。

レース後、良からぬ予感が頭をよぎりました。

「このままでは、いよいよマズイ気がするな…。」

得てして、そんな予感は当たってしまうものです…。(TT)

昨日、クラブから発表が有りました。

全9戦、デビューしてから、1年10ヶ月の現役生活でした。

うち、7戦を現地観戦しました。

毎レース、頑張り過ぎて、身体が悲鳴を上げてしまうブラッサム。

体質的に、熱中症になりやすいようで、秋の中山でも、熱中症を引き起こしました。

この時は、はなみちで見ていて、私も異変を感じました。

夏場に限らず、頻繁に熱中症になり、レース後、水を掛けて全身を冷やしたり、補液をしたりと、舞台裏では、色々と大変だったようです…。

そんなブラッサムを心配してか、黒岩先生は、ほとんどパドックにいました。

自ら馬着を着せて、ブラッサムを引いて帰ったことも有りました。

ブラッサムの募集が始まった時、黒岩先生は、開業してからまだ4勝でした。

実のところ、私も全く存じませんで、後から、最年少で調教師免許を取得したこと等、知りました。

開業当初は、スタッフも馬も寄せ集めでしょうから、その中で結果を出すことは、困難だったと思います。

厩舎が一丸となり、軌道に乗るまでは、大変な苦労だったことでしょう。

4勝しかしていない厩舎に、愛馬を託して良いものか…?

もっと上位の厩舎に入る馬に出資した方が良いのでは…?

そう思ったことも無くは無いけど、あえて若きトレーナーが、どんな風に馬を育て上げていくのかを見てみたい気持ちの方が勝りました。

結果的に、ブラッサムは1勝でしたが、黒岩先生も、試行錯誤を重ねて、様々な経験をしたはずです。

口取りに、主役の馬がいないのも、初めてだったのでは無いでしょうか。

ブラッサムを、もう少し何とかしてやりたいと思ったことでしょう。

でも、なかなか思うようには行かなかった。

多少の悔いは、残ったと思います。

その悔いと経験を、今後、厩舎の馬に活かして欲しいと思います。

実際、2歳の愛馬レッドティフォンも黒岩厩舎に入厩予定です。

出来ることなら、ティフォンには、最低でも、2勝以上はして欲しいです。

ブラッサムの今後については、分かりません。

出来れば、繁殖に上がって欲しいですが、今の時代、楽天サラブレッドオークションが有ります。

今日の出品は無くても、これからオークションにかけられる可能性は有ります。

万が一、地方競馬で走るようなことになれば、心配は尽きません。

でも、どうしてやることも出来ません。

今は、ブラッサムのこれまでの労をねぎらい、幸せを祈るのみです。

ブラッサム、今までどうも有難う。

頑張ることは、こういうことなのかを、学んだ愛馬でした。