荒木克己育成牧場で、貴重な体験♪

今日は、札幌から静内へ移動後、ﾎﾃﾙで荷物を預かってもらい、お目当ての荒木克己育成牧場に行きました。こちらの牧場へは、静内駅から3つ目の春立駅で下車、歩いて行けるのです。線路を越えてすぐの、一番手前の放牧地ではエスケープハッチがお出迎えしてくれました。元気そうに、ﾁｬｶﾁｬｶ歩いて自主ﾄﾚしていました。愛想が良く、営業部長だそうです。あまりのかわいさに、ついつい持って行ったﾆﾝｼﾞﾝの半分をﾊｯﾁにあげてしまいました。その隣には、トーシンブリザードがいて、ﾎﾟｶﾎﾟｶ陽気に半分寝ていました。隣人のブライアンズロマンも、ﾆﾝｼﾞﾝくれと寄って来ました。ﾐｽﾀｰﾋﾟﾝｸを背に、宇都宮競馬の看板馬だった彼も、もう21歳だそうですが、これまた愛想が良く、何より馬が若いです。ﾐｽﾀｰﾋﾟﾝｸも会いに来たと言うから、また来る日まで元気でいてね。とねっこは6頭いて、9月に親離れし、仲間同士で草を食んでいました。その他にも、種牡馬のオリオンザサンクスや、来年ﾃﾞﾋﾞｭｰの馬、これから繁殖入りする馬などが、沢山いました。皆、のんびりとしているのが印象的です。以前、ｸﾗﾌﾞの愛馬MARCHEの叔母さんが繁殖でいたのですが、出産に伴い亡くなってしまったと聞き、残念でした。線路から一番離れた放牧地には、ネーハイシーザーがいました。黒いはずが、遠目で見ると芦毛です。砂浴びが好きで、昨日降った雨のために、ﾄﾞﾛだらけだったのです。天皇賞馬なのに、衝撃の出逢いでした…。近寄ると、とても利発そうな目をしていて、やはり雰囲気が有りました。背中も垂れてないし、22歳とは思えない若い風貌でした。結局、牧場には2時間ほどいて、荒木さんとも色々なお話をしました。やがて、厩舎に戻す時間になると、何と、ﾈｰﾊｲｼｰｻﾞｰとﾄｰｼﾝﾌﾞﾘｻﾞｰﾄﾞを引かせてくれました。2頭とも、ｺﾞﾊﾝが待っているだけ有って、ｽﾀｽﾀと良い歩様でした。ｸﾗﾌﾞのｱｽくんにも見習って欲しいものです…。その後、ﾈｰﾊｲｼｰｻﾞｰは、念入りに洗ってもらい、ご満悦な様子でした。明日は、引退馬ﾈｯﾄの会員ご一行が来るそうです。ゆっくりと時間が流れているこの牧場で、皆に長生きして欲しいと切に思いました。功績をあげた馬達が悲しい末路をたどるなんて、あまりにもむごいことです。残念ながら、全ての馬を救うことは、到底無理な話です。でも、一部の引退馬であっても、何か出来ることが有れば協力したいと思いました。先ずは帰ったら、荒木さんのﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞを見てみたいです。