うらかわ優駿ビレッジＡＥＲＵの馬達の思い出☆

私が先日宿泊した、うらかわ優駿ﾋﾞﾚｯｼﾞAERUは、1998年にｵｰﾌﾟﾝしました。私が初めてAERUに行ったのは、確か2004年10月だったと思います。当時は、功労馬が3頭と、乗用馬は30頭以上いました。この他、ﾎﾟﾆｰもいましたね。放牧地では、ｴｻをめぐって熾烈な戦いが見られたものです。ﾎﾞｽが真っ先に食べ始め、序列が上の馬から食べるのです。弱い馬は、なかなかｴｻにありつけず、離れたところにﾎﾟﾂﾝといて、何だか可哀想でした。また、朝と夕方には、｢ﾗｳﾝﾄﾞｱｯﾌﾟ｣といって、厩舎と放牧地を行き来する、馬の通勤風景を見学するｲﾍﾞﾝﾄが有りました。30頭以上の馬が、ﾎﾞｽを筆頭に皆ｿﾞﾛｿﾞﾛと群れを成し、走って行く様子は、それはそれは圧巻でした。中には、道草を食っている馬もいたりで、微笑ましかったです。日常では見られない光景に、心を奪われ、一年に一度、AERUに行くのが楽しみで仕方有りませんでした。ところが、ある時から馬が減りました。ﾎﾟﾆｰ達もいなくなってしまいました。今では乗用馬は8頭だそうです。ほとんどが開業当初からいる馬で、段々と皆、良い歳になって来ました。古くからいる馬には、ｱｲﾇ語の名前が付けられています。この間乗ったｳﾊﾟｼは雪のこと、AERUに来る前は、小雪という名前だったからだそうです。その他、ﾗｯﾁ＝落ち着いた、ｶﾗﾄﾝ＝5、ﾗｳ＝深い、ﾐﾙﾄ＝美しい、という意味のようです。私が最初に乗った馬は、ﾄｲﾉといい、酒のことだそうです。ﾌﾞﾁﾌﾞﾁ模様のｱﾊﾟﾙｰｻで、良く覚えています。ﾄｲﾉには、大変可愛がってもらいました、私…。(TT)ｼﾙﾄﾝﾊﾟ＝8、もいましたね。ｻﾝﾀは意味が分かりませんが、一番良く当たりました。4〜5回は彼に乗せてもらいました。数年前に脚を痛めて退厩したと聞いた時は、残念でなりませんでした。前述したﾗｯﾁは、芦毛のﾒｽですが、弱々しい馬で、以前の多頭数の時は、いつもｴｻから一番遠いところにいました。他馬からも追い払われたりしていて、何だか痩せていました。今では、ふっくらとしていて、別馬のようです。今でも相変わらず弱いそうですが、人間には素直で従順とのことです。一度、乗ってみたいですね。新入りのﾊﾞｯﾄｩｰﾀという4歳の牡馬がいましたが、ｸﾞﾚｰがかった芦毛の彼はｻﾗﾌﾞﾚｯﾄﾞです。すでに、お客さんを乗せているそうですが、水溜まりを嫌がるので、外乗ﾃﾞﾋﾞｭｰはまだ先の話のようです。個性豊かな馬達が暮らしている、うらかわ優駿ﾋﾞﾚｯｼﾞAERUに是非、足を運んでみて下さい。最高齢のﾆｯﾎﾟｰﾃｲｵｰ29歳を筆頭に、ﾋｼﾏｻﾙ、ﾀﾞｲﾕｳｻｸ、ｳｲﾆﾝｸﾞﾁｹｯﾄの功労馬達もお出迎えしてくれますよ。