愛馬レッドティムール、引退です。（つд；*)

本日、愛馬レッドティムールの引退が決まりました。

先月の新潟での障害レース後、放牧に出されていましたが、両前脚屈腱炎との診断で、とうとうこの日が来てしまいました。

お父さんのシンボリクリスエス譲りの、黒くて大きな体躯の持ち主だった、ティムール。
長い耳も、とてもチャーミングでした。

本当に、おっとりとした品の有る子で、例えるなら修道女のようでした。

生涯戦績12戦2勝、勝つか負けるかの極端な成績でしたが、全て現地で観戦しました。


2勝目をあげたのは、昨年の6/16でした。
その時、初めて口取りをさせてくれたティムール。
ウイナーズサークルでは、どこか遠くを眺めていましたね。
そんなティムールの顔に付いた泥を、北村宏司騎手が、タオルで拭ってくれたのが忘れられません。
自然な振る舞いに、人としての温かさを感じ、こちらも嬉しくなりました。

平地では頭打ちとなり、ついに障害入りとの話が出た時は、危険な目に合わせるのは、止めて欲しいと思いました。

それでも、障害練習が進んで行く中、調教師のコメント等から、どうやら障害センスが有ることが分かりました。
これは、障害レースに本気で出すつもりなのだ、ならば祈る気持ちで、応援するしか無いと、思うようになりました。

確かに、障害では特に危なっかしい場面も無く、いきいきと跳んでいるように見えました。

平地、障害にかかわらず、常に脚元との闘いだった、ティムール…。
美浦トレセンよりも、天栄にいることの方が、ずっと長かったね…。

昨年11月に天栄に行って、初めてティムールに触れました。大人しくて、その黒い馬体はビロードのようでした。

実は、来月になったら、また天栄に会いに行こうと思っていました。
そんな矢先の、今回の引退の知らせ…。

7月にエレンシアが引退して、そのショックも癒えて来たと思ったら、その3ヶ月後には、ティムールまでが引退とは、何だかやりきれない気持ちでいっぱいです…。

ずっと、ティムールは、我慢強い子だと思っていました。
今まで、本当に良く頑張ってくれたね。
怪我が良くなったら、お母さんになれるかな。
願わくば、ティムールの子を見てみたいよ。

天皇賞では、ティムールと一緒に走った、フェノーメノが出走するよ。
一緒に応援しようね。

ティムールと出会えて、レースを見られて、幸せだったよ。どうも有難うね…。(*´ω｀*)