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2016/03/15 18:15
ダービーを勝つためのラップとは?(1)
今年も有力馬が出揃ってきたが、指数・タイムの優秀さや見た目のインパクトで強いと思った馬が実際にダービーを勝つとは限らないもの。
では、どのような走りを見せてきた馬がダービー馬に成りやすいのか?
過去のダービーのラップから考えてみたい。
まずは不良や重馬場だったレース、特にロジユニヴァースの勝った2009年とジャングルポケットの勝った2001年などは馬場故に他とは大きく違うラップが刻まれている。
馬場が悪化した時のラップというのもこれはこれで貴重な資料ではあるのだけれど、良馬場に近い設定の方がやはり多く、とりあえずはそちらを主体に取り上げようと思う。
良馬場における特徴としては前半1000Mが61秒を切らなかったレースはわずかに2レースで、60.5秒以下で回ってきたレースが7レースと過半数を占めていて、平均的なダービーは59〜60.5秒くらいの前半ラップが想定される。
このパターンのレースではスパートの開始(仮に12.2秒を切るラップをスパートと判断する)がおおまかに言うと4ハロン(残り800M地点)くらいになっている。
前半が58.8と速かったドゥラメンテのダービーは最後3ハロン、同じく57.6とさらに速かったキングカメハメハのダービーは3〜2ハロンの400Mだけ速かったように、前半が速すぎると3ハロン以下のスパートとなるが、前半59〜60.5秒で来た場合にはほぼ4ハロンくらいスパート区間が存在する事になる。
例外は5ハロンも速い時計が続いたディープインパクトのダービー。
やはりディープは規格外なのが、この数字からもわかる。
⇒ダービーを勝つためのラップとは?(2)に続く