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2016/03/15 18:38
ダービーを勝つためのラップとは?(2)
話を整理しやすくするために1とは表とグラフを「良馬場のダービー」限定に変えてみた。
(さらにハロンのタイムによって色分け、グラフには平均値を赤太線で追加した。)
前回のひとこと日記でも書いたように前半が速すぎたレースはどうしてもスパートが速くなるのだが、前半が速くなかったにも拘わらずスパートタイミングが変則的なレースも存在する。
ひとつはエイシンフラッシュの勝った2010年で、このレースは最後3ハロンの究極の上り勝負が展開された。
そして、もうひとつのパターンがタニノギムレットが勝った2002年。
この年はスローだったレースらしくスパートの開始が速く1000M地点あたり。
ただしディープインパクトの年とは違いラスト1ハロンでやや失速した。
他にも2012、2008、2004年が同じくラスト1ハロンで失速しており、内容を大雑把に分けるとスパートが速かった為の失速と、馬のレベルが足りなかった(前半ラップ・中盤の緩み・指数などによる判断)事による失速が見られる。
今年は全般に高レベルのタイム・指数が出ている事から、このような失速は起こりにくいという想定で良いと思っている。
ラスト1ハロンがあまり失速しないとなると、過去10回の平均ラップと照らし合わせ、以下のようなラップが考えられる。
12.5 - 12.2 - 11.6 -11.4 - 11.5
出走馬のレベルアップによってはさらに0.1、2秒くらいずつ速くなる可能性もある。
それでも脚を伸ばす区間は約3.5〜4ハロンとみる。
ダービーを勝つためのラップとは?(3)では、今年の有力馬でこのグラフの曲線に近くなる馬を、これまでの出走レースから探ってみたいと思う。
⇒ダービーを勝つためのラップとは?(3)
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